もう一人の家族

のんびりと…してない休日

兄ちゃんと気まずくなって

数日が経過しプレッシャーに

耐えられ無かった様子の

舞さんに自室にお呼ばれ

長い沈黙のあと舞さんは話しかけてきた




「ねぇ…冬花ちゃん」


「何でしょう舞さん?」


「私、秋兎くんに嫌われたのかしら」


「…例の件ですね?」


「はい。」


両親のことは兄ちゃんはつつかれたくない

所だよね…でも、必ず解決しなきゃいけないこと

何だ…その助けに私はなりたい。


「大丈夫ですよ。拗ねてるだけです」


「拗ねてる?」


「兄ちゃんとあの人達は上手くいってないんです…主に、私のせいで」



そう、私のせい。


「本当は兄ちゃんが伝えるのがいいとは思いますが、良い機会ですし私も前に進みたいですし」



話そう。

それで何があろうとも

少なくとも舞さんは軽蔑する人じゃない。



「これは、私達の」



私は長く息を吸い込み

無理して笑顔で笑い



「もう一人の家族の話です。」








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