執行ゥ!

ナウいヤングな学生+ダンディーの

フリースロー対決は熾烈を極めていた。




「まぁ……」



普通に舞が強すぎて俺達が普通に負けた

だけなんだがな…



「まだまだだね」


完全勝利の神川さんは今日も今日とて

どや顔である。




「べ、別に悔しくなんかないんだからね?!」


何故かツンデレ風の凛さんは

キモかった。

すごく。



「秋兎君…俺は傷付いたぞ?」


「心を読んで勝手に傷つかないでください!」


「ふふ…でも楽しかったよ?」


唯一まともな我が妹は

珍しく屈託のない笑顔でそう言った



「なら、良かったよ。」


ちなみに俺は割りと本気で悔しい…

筋トレ始めよ。



「ふふふ…やはり玉の扱いは私が最強ね!」


「ボールな。」


「さて、これからどうするか…」


凛さんはすこし疲れたように

笑いながら問いかけてきた。



「なんか食べて帰ります?」


「私もお腹すいた…」


俺達は普通に疲れていた…しかし

忘れていた。



「あら?何をいってるの敗北者たち?」


ハァ…ハァ…敗北者?

すごいいい顔でこっちを見ている

神川さんは話し掛けてきた。




「罰ゲーム💓」


「「「えぇー!!!?」」」



その後緊急会議により

疲れきった俺たちの説得で

後日、俺に罰ゲームが執行されることで

落ち着いた。



………何てこったッッ!パンナコッタ

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