灯火、手燭、火明かり、火炎
自分で書く時はこういう表記をしがちだな……ということに気付き、あれっもしかして自分思っていたより一つ灯された手燭の火の概念が好き……? そういうのが胸の内で燃えてるってやつが好きなのか……? となったので書きに来ました。自創作で一番癖を詰め込んでる和風ファンタジーに堂々と『友士灯―ともしび―』ってタイトル付けてるし何かと灯火絡みなことを書きがちなのに今更すぎる。手で持つ明かりって良いよな!
灯火好きなことに気付くきっかけとなったのは、洋風要素が不自然じゃない話でやたら
でも調べてみたところ、どうやら「カンテラ」と呼ばれるものはブリキ製で、筒状あるいは土瓶状の照明器具のようです。私が想像してたやつだと正しくは「ランタン」なのかと。でもカンテラの方が可愛いから使ってしまう。何よりファンタジーであればちょっと姿が違うくらいなんてことはないでしょう!(暴論) いつか怒られそうですが、使いたいので使わせてほしい。誤用なのは自分で一番分かってるので!!
そもそも私は火を一つ灯して籠や囲いを被せるタイプの照明が好きらしいです。屋根と囲いの小屋みたいなデザインが刺さるし、窓部分に出る個性も好き。何も被せられてない手燭も好きです。手持ち付きの灯明皿とか。灯明皿自体もなんか良いんですよね……。
提灯や行灯など紙で覆いをしたもの、冒頭で並べた
紙の覆いをされているものは火明かりの温かみもあって、ほんのり可愛らしい感じがします。その反面、提灯にはお化けのイメージもありますが、愛嬌がある感じがするのでやっぱり可愛いですね。
石燈籠や吊り灯籠、手持ちとは呼べない大きめの照明も好きですが、シャンデリアのように
蝋燭を立てた燭台をそのまま持ち歩く、という手燭も好きですね。蝋燭一本〜三本が刺さった燭台を持ち歩く姿は、いかにもファンタジー世界で夜の闇に備えている感じがして好きです。
それにしても、自分はなぜ手に持つ明かりが好きなのか……一つ手燭を携えて進む人の姿がドラマチックで、ストーリーをあれこれ想像してドキドキわくわくできるからというのもあるのでしょうか。懐中電灯だとさすがにわくわくしませんものね。カブトムシやクワガタムシ目当てで未明に樹液出てる木のところに行く時くらいしかわくわくしない。
手燭ではないですが、ジブリの『ハウルの動く城』でカルシファーを鉄製の塵取り?に入れて持ち歩いてたソフィーの姿とかも好きなんですよね。細い棒の先に照明器具がぶら下がっている、というデザインも好きです。
と、ここまで長々と火を灯す照明関連を好き好き言ってきましたが、そういう火や炎が胸の内に灯っている概念も大好きなんですよね。胸裏に抱えた希望、道しるべ、引き継がれた思い。そういうものの例えとして出てくる灯火が、おそらく好きです。書いたらそうなってるので好きなんだろうなって……。
そして、そういう火が傾いてしまった時、立ちどころに豪火、業火として燃え盛ってしまうような事体も大好きです。火は美しくもあり恐ろしくもある。自分を照らしてくれることもあれば、自身を焼き尽くす災厄にもなってしまう。そんな二面性を暗喩する火の概念、美味しいですね。穏やかな顔の裏でめちゃくちゃ炎を燃やしてる人とか大好きです。軽率に着火させて燃やしていきたい。
灯火の概念とはこれからも付き合っていくんだろうな、また何度も解釈を深めるんだろうなと予感しています。気づいたら火絡みのこと書いてるし……。そもそも色んなものと関係があるものの一つですからね。今後ともたくさんの解釈を見つけていきたいところです。
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