過去に囚われているキャラ
何らかの暗い過去に囚われているキャラは可能性に満ちていて健康に良い。これはそのうち教科書にも載ってるかと思います。
誰か大切な人を喪った場合、その人を忘れないよう行動を真似したり遺品を身に着けていたりすると素晴らしいですね。遺品で特にいいのはピアスや煙草かと。だって体に負担をかけるんですよ、負担を。忘れたくないという思いゆえに自分の肉体に負担をかける、命を縮める。最高。その情報が入った瞬間きみを推す。もちろん軽度なものでもオッケー。忘れたくないという思いが大好物なのでね。その思いとともに生き続けてほしい。
何らかの犯罪行為をしなければならず、罪悪感から逃れられない場合も好きです。字面で既に笑顔になれます。ずっと犯罪に手を染めた感触が消えず悪夢にも魘されて十字架を背負い生きていかざるを得ない。素晴らしいですね。いつか救いの手が差し伸べられても差し伸べられなくてもいい。その罪が君を活かす苦痛になる。
今まで忘れたわけではなかったけど、改めて強く刻み込まれてしまうような事態が起き、闇へ進んでしまう展開も良きですね。君は忘れてはいけないし、赦されるなんて思ってもいけないのだ。それでも生きていかねばならないと知って、茨の敷き詰められた地べたを這ってでも進んでくれると推せる。
冒頭で、可能性に満ちていると書きましたが、そう。この手のキャラには救いが存在していることが多いわけです。いかにして救われるか、あるいは罪を背負っても生き続けたいと望む糧を得られるか、その過程と結果を見せられると幸せになれます。私が。逆に救いに出会えず、そもそも救いと出会っていたのに気づけなくて救われないのも大好きですね。自分のことしか見えない場合が多い、人間という生き物の悲しい性です。
暗い過去は明るい未来の対比にして、より未来が明るいものになる布石。君の過去が暗ければ暗いほど、地獄を味わえば味わうほど、待ち受ける未来は自ずと明るいものになる。たとえその明るさが、周囲から見れば仄暗いものだったとしても、暗闇を知っている君からすれば充分明るいんだよね。むしろ明るすぎると目が眩んで近寄りたくないでしょう?
そんな君をお日様の下に引っ張り出してくれる、あるいは弱くても光源そのものになってくれる存在と出会えるといいね。その存在が何よりも大事になるといいね。その大事なものが奪われたら地獄のどん底に逆戻りするし私も心に重傷を負うけどそれも良き。君は暗黒と星の光に取り憑かれて生きて生かされていくのだ。
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