あたまをかきながら書く日々。
@honyomitai46
第1話 のこしてみる。
「あぁ、あたまが痒い」と、あたまを掻く。
皮膚の頭皮が落ちる、恥ずかしい。肩をはたく。落ちた白い粉は、掻かれたことを意味している。
作文は、あまり好きではない。タイハンの人がそうじゃないかと思う。いま小学6年生に、「作文を書くことが好きな人、手をあげて〜」と聞いて何人の小学生が手をあげるのだろう。
「書くこと=点数化される」
それだけならインスタの「いいね」の数、売り上げの数など、何かしら「評価」されるのは、「そういうもんだ」と言われるとそうかもしれない。
でも、それが自分のコミュニティのなかで、自分を「序列化する」ことにつながっているとしたらどうだろう。
書くことが嫌になってはこないだろうか。点数のために書いてるんじゃない。いや、でもそれもどこか「ゆとり」っぽい気もする。
書くことがきらいだったぼくは、文を書く。
あたまも掻くけど。
もうそろそろ3歳になるこどもの姿や関わり、大好きな本から自己を顧みて、自分のあゆみを大切にしたい。
誰かのために書くというより、自分のために書き、残す。あたまによぎる瞬きを、忘れない。
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