夕方頃
夢の続きなのかなと思った
電車にまだ乗っていたから
むせ返るような人々の波にゆられ
枯れ木のような老人が
席に丸まって座っている
何も知らないままに
僕は電車に揺られていた
どこかへ生きたかったから
どこかへ行く電車かは
忘れてしまったけれど……
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