誤解

「私はどうやらあなたのことを誤解していたようね」

「捨てたわけじゃないいんだ。母さんに言われて仕方なく

河原で飼ってた。でもある日を境にいなくなっちゃって。

橘さんが拾ってくれたんだね」

「まあね。それにしても驚いた。私もクロスケって

名前を付けて、まさかあなたもクロスケなんて

名前を付けたんなんてね」

俺は思い切って聞いてみた。

「気、気が合うってことかな???俺ら」

俺なりのちょっとした告白だった。

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