Red Over
「ねぇ、何か荷物届いてたよ。」
「なんだろ、軽いなこれ。」
彼は送り主の分らないい小包を、躊躇い無く開く。
「何かも分かんないのに、よく開けられるね。」
包の中には真赤な箱とメッセージカードだけ。彼はカードを一瞥して赤い箱を開ける。出てきたのは奇妙な木彫りの人形だった。
「何だこれ、いらねー。」
彼はそう言いながら、靴箱の上に人形を並べる。そこには奇妙な置物の列が出来ている。
「レッドオーバー?って何?」
カードにはそかしか書かれていなかった。
「意味なんて無いよ。子供の頃に友達とスパイごっこして、そんときにレッドオーバー作戦だって。そいつが誕生日に変なもん送ってくる。」
「その人、何してる人?」
置物は余りに多国籍だ。
「さぁ、海外を色々回ってるらしい。きっとスパイなんじゃない。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます