第160話 出版社にいたころ

 前回書いた通り、私が出版社に勤めていたのは1990年代半ばで現在には即してはいないかもしれません。

 場所は東西線神楽坂から歩いて通いました。


 使っていた機械は、アップル・マッキントッシュSE30の時代です。幼なじみの慶應の理工にいたヤツが持っていてうらやましく思ってました。私はエプソンの互換機で秋葉原で中古で買っていました。


 出版作業に使うのはSE30でした。モニターは小さいので、リライト、いわゆる原稿直し作業がメインです。割付作業は外付けモニターを接続してマルチモニターにしていました。


 私の小説に出てくる人物で早稲田の第一文学部の女の子が出てきますが、バイトの子がモデルです。実物はかなりの変人ですが、かなり抑えて書いてます。


 ついでにいいますが、ちなみに慶應の理工のチャラい学生も出てきますが、だいたいあんな感じです。もう少しマジメだったかもしれません。


 私が新潟に転職して、彼の結婚式に新潟から東京の会場出かけました。彼の慶應の友人でNTTの人がいて、「イナカからようこそ」と言われ、むかつきました。

 その人もチャラさ全開でいかにも東京人の姿をした慶應の友人は、新潟県東蒲原郡の出身で、「ウチまだまだ携帯電話が通じて無いんだよなー」、とすぐに明かしました。お前の方がイナカだろーが!とその後打ち解けました。


 慶應の学生の新歓コンパの話も書いてますが、コップに注いだビールに、チ〇コを漬けて、「チン漬けビール」の一気飲み。これは慶應の理工の友人が実際に見た話なので、事実です。

 バブル期はおバカな連中ばかりでしたが、愉快な仲間たちばっかりでした。


 今の慶應義塾大学はわかりません。芦田愛菜さん、大丈夫でしょうか?日吉キャンパスはみんな行くはずです。藤沢はよくわかりませんが。

 チン漬けビールの洗礼があるかもしれません。


 少し脱線しました。バブル期のお話です。


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