第124話 知行合一

 新潟県護国神社に例年、地元のデザイン専門学校の生徒が大きな絵馬を作成して奉納する。初詣参拝客はこの大絵馬を見ることになるのだが、この「知行合一」を今の専門学校生が選んで書いたというから、まだまだ未来は明るいと思った。

 神社だから、陽明学の言葉が出てくるのは意外。

 江戸時代は「異学の禁」により朱子学を武士は学べ、とされたのだが、越後長岡藩は陽明学は禁止されず、幕府も黙認したとされる。

 河井継之助は陽明学をよく学んだとされる。

 新潟での河井継之助へのリスペクトは歴史マニアとかそのレベルにとどまらず、若者たちまで陽明学の中心を理解していることに敬服した。

 知識は実践を伴わなければならない。

 来年も良い年でありますよう

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