第116話 電気自動車…

 新潟県内での道路の立ち往生がニュースになっているのは、テレビをみていればご存じ。

 北陸自動車道の新潟-長岡間を走ったことがあるならおわかりですが、この区間は生活道路です。かなり交通量がある。


 さまざまな掲示板で電気自動車はないのか、というコメントを見ますが、新潟県内の移動で電気自動車はまだ現実的ではありません。


 新潟市役所から長岡市役所まで自動車で移動するとちょうど約60キロメートルです。


 東京駅から自動車で出発すると、60キロメートルは神奈川県の厚木市くらいになります。新潟市役所から柏崎市まではだいたい80キロなので、東京から箱根湯本くらいでしょうか。


 さらに。新潟県と山形県境の鼠ヶ関駅(山形県内にありますが)から、新潟県と富山県境の糸魚川市市振駅まで、自動車で高速道路で移動したとしましょう。日本海沿岸東北自動車道、北陸自動車道で経由で約290キロメートルです。


 九州の福岡県博多駅を出発して鹿児島中央駅まで九州縦貫自動車道で経由で行った場合の距離は280キロメートルです。新潟県の端から端まで移動する距離は、博多駅と鹿児島中央駅の間より約10キロメートル長いのです(グーグル先生で測定しました)


 新潟県での営業活動は、九州をまるまる駆け回っているのと同じことなのです。


 電気自動車で新潟県内の生活はまだ現実的ではありませんよね。


 わたしはハイブリッド車ですけど。まだハイブリッドの方が現実的です。電気自動車の普及はまだちょっと先でしょう。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る