第1話 幽体離脱
私が最初に幽体離脱を意識してしたのは
5歳の時のことだった。
「お姉ちゃん!今からお姉ちゃんがどんな格好してるか当てるから!少し止まってて。」
二段ベットの上に居る姉に
二段ベットの下から呼びかけた。
もちろん上の姉の様子は肉眼では見えない…
私は目を閉じて
体を抜けた。
心を上の方に向けると
ベットを通り抜けて天井近くに行く。
くるりと下を見ると
二段ベットの上にわざと変な格好して寝ている姉が居る。
どんな格好してたか覚えて
自分の体を意識すると
スーッと体に私の霊体が入る。
目を開けて
「お姉ちゃん右手はこうで、左足がこうで、こんな格好してたでしょう!」
私が言うと驚く姉!
誰もが出来ると思っていた。
「簡単だよ!目を閉じて、見に行くとイイよ!」
姉が出来ないって事を知ると
親にも言わない方がイイと本能的に思った。
姉が面白がってこの遊びをせがむので
何度も何度も繰り返したが
そのうち疲れて寝てしまっていた。
そのうち、成功する日と失敗する日が出来てきた…
これが幽体離脱と認識したのは
随分大人になってからだ。
なぜ当時、幽体離脱のやり方を知っていたのか出来ていたのかわからないが
大人になっても、何度か成功したりもした。
ただ、出来ない事の方が多いし、すごく疲れた…
正直、こんな事を書いていいのか
ビビりながら書いている。
誰かの励みになるのか…
うさんくさいと言われるのか…
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