裏方業の引き継ぎと0期生コラボ配信への準備と雑談と

「さて・・・こんなもんかね・・・。」


先日の初?配信から数日後のアルヴィオン事務所で自分が受け持っていたマネージャー総括および総合スケジューラーの引き継ぎ書類をまとめ終わった所だった。


「広報配信の方は適当に順繰り担当でも大丈夫だろ。流石にマネージャーの統括とスケジュールの総合管理はそうもいかんしな。担当はそれぞれ1人補佐に1人だから余程な事態が起こらない限り行けるだろ。」

「なんだまだやってたのかい。」


声を掛けられ顔だけを後ろに向けると社さんが立っていた。


「まぁしょうがないでしょ。俺一人で受け持っていて頭の中で組み上げてたものを文書にして伝えるんだから。後継もその内出来るようになると思うが時間はかかるでしょ。」

「その後継をアンタはきっちり育て上げたんだ信じてやんな。信じてやることも先達の役目だ。」

「だなぁ・・・。相談に来たら乗ってやるぐらいの気構えでいいかぁ。余りあれやこれやを口うるさく言っても考えることは十人十色だしなぁ。」


ガシガシを頭を掻き自分の中で納得をつけた。

上手くいかなかったら・・・とかそういう考えは後でいいだろう今は信じてやろう。

上手くいかなかったらその時はその時だ周りでフォローしてやればいいそれが会社と言うものだ。


「そうだそれでいいんだよ。アンタが信じてやらせてやらないと誰があの子たちを信じてやるんだい。」

「じゃあ引き継ぎ書類はこんなもんで良いか。じゃ後は休憩挟んで次の配信の事だな・・・。自分を含めの0期生コラボ配信の事詰めるとするかな。」

「どうせもう考えはあるんだろ?別にいいじゃないかアンタら3人は自由にやんなそれが許されるぐらいに貢献してくれてたんだ。」

「あいよ。どうせ詰めると言ってもただ近況報告する程度になるだろうしな。もうちょいしたらあの2人も来るだろうし少しゆっくりするよ。」


そう自分が言うとひらひらを手を振って事務所奥の扉を開けて立ち去って行った。


「コーヒーでも入れてあいつらが来るまでゆっくりするか・・・。冷蔵庫の中になにかあったか・・・つるのこが残ってたかこれでも食べるか。」


つるのこを食べつつコーヒーを飲みつつ約30分ほどのんびりして居た所に2人がやって来た。


「なんじゃもう居ったのか律よ。」

「相変わらず早いね律さん。」


事務所に入ってきた二人。

膝下まで髪を伸ばした黒髪の女性と栗色の髪でショートヘアな女性が立って居た。

黒髪の女性が【碧海 靜(あおみ しずか)】

栗色のショートヘアの女性が【六花 紗月(むつはな さつき)】だ。


「碧海に六花か。出向お疲れさん。引き継用の書類のまとめやってただけだぞ。これやらんと次の配信とか考えられんだろうよ。」

「お前さんの事じゃからなぁ・・・それぐらいやらんと気が済まんのは分かっておったがな。」

「普段大雑把なのにきっちりする所はする。そういう所が頼れる。」

「さよけ・・・。取り合えず2人も来たことだしコラボ配信の詰めでもやるか・・・と言いたい所だが・・・。」

「「そこは筆頭に任せる( 'ω')」」

「だよなぁ!お前ら大体そうだよなぁ!!」

「どうせ大体は組み終わっとるんじゃろ?なら儂ら付いて行くだけさね。」

「だね。ボクらは律さんのやる事はほぼ反対意見はないよ。だからコラボ当日まで楽しみにしてる。」

「はいはい・・・わーかりましたよ。特に何やる訳ではなく雑談配信だな。時々配信してたとは言え2人の新モデルでの初配信だ。変なことをやる訳にはいかんだろ。」


カタカタカチカチとPC内のメモへ書き込んでいく。


「まぁこんな所かぁ。本当ただただ話して近況報告してだけだったな。元気にやってたってだけで良い報告だったがな。」

「特に何のこともない事ばかりじゃったからな。然程難しい事でもなかったわ。」

「だね。おじいも元気そうだったし新人の皆も物覚えのいい子たちで助かったよ。中にはこっちの事知ってる子も居たけど特に問題はなかったかな。」

「こっちの事知ってる子が居たのか・・・ここまで大きくなれば多少は知ってる子が入って来てもおかしくはないか。」


などと本当に出向先での出来事や元気にやっていたかなど近況報告雑談

コラボ配信の詰めはほぼ無しで終わった。


「ところで律よ。何か甘味はないのかの?」

「あん?さっき休憩に食ってたつるのこが2個余ってるだけだがそれで良いか?」

「手作り・・・な訳ないよね?ここ最近忙しく動いてたみたいだし。」


ガサガサと二人はつるのこの包みを開け食べ始める。

その傍にコトっと緑茶を置く。


「おっとすまんな。」

「ん・・・ありふぁと。」

「あいよ。とりま話し合いと言う名の雑談はこんなもんかね。」


ゴクンと緑茶を飲み込む靜


「じゃな。詰める話もこれ以上なかろうて。当日やることはお前さんに任せるよ。」

「じゃあ僕たちは社さんに挨拶してくるよ。律さんまたね~。」

「おう。俺もこれを社内メールで送ったら帰るわ。2人も気を付けて帰れよー。」


無論じゃーと事務所奥に入っていく静香たちから聞こえ再び事務所内は自分一人となった。


「二人が元気で何よりだったな・・・さぁて送信も終わったことだし帰るかね。」


ガサガサと自分の荷物をまとめ事務所を出て帰路に就く。


「さぁ・・・無理ない範囲で頑張って行きましょうかね。頑張り過ぎてもしょうがないしなー。」


そんな事をぼやきつつ頭の中では決まっている事を踏まえつつ0期生コラボでどんな事をするか頭で組み立てるのであった。



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作者と狐狼の与太話

狐狼「おう、おかえり。」

作者「はい、ただいまです。」

狐狼「長い充電期間だったが大丈夫だったか?」

作者「すみません変な事で心折られまして・・・。亀になりますがまた多分書くと思います。」

狐狼「ならよかった。変なことを言われても気にしないでマイペースに行こうぜぇ。」

作者「ですね。マイペースに行きましょう。」


作者より

まことに申し訳ありませんでしたとある些細な事で書く心を折られてました。

亀になると思いますがまた少しずつ書くと思います_(:3」∠)_

生暖かく長い目で見て上げて下さい。

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