障がい者に対する差別や偏見は、なかなか無くなりませんね。
　ただ、それは相手のことを知らないからだと、私は思っています。

　たまたま、どこか不自由な部分があるだけで、同じ人間だというのに。

　たぶん、実際に障がいのある方と、話をした事が無いからではないでしょうか？

　普通の人と同じで、優しい方も、聡明な方もいます。まぁ、なかにはヘンな人もいますけど、それは障がいのない人だって同じですから。

　もし、その障がい者が、友人や知人、自分の家族だったら？　愛する人だったら？
　そう考えようとすらしない人が、多いのだと思います。
　想像力の欠如と言えるでしょう。

　作家には、それを変えることが出来る力が、あるとも思っています。（傲慢かもしれませんが）

　レイモンド・チャンドラーの小説に出てくる有名な言葉です。
『強くなければ生きていけない。
　優しくなければ、生きている資格がない』
　本当に、そうだと思います。