王子vs王女

嶋 徹

第1話 ふたつの国の出会い

 その大学では月曜日の朝に朝礼が行われていた。校長が長々とはなされるのだ。


「バサッ」人が倒れた。


「君、大丈夫か?」ハリス


「貧血だろ?君、保健室に連れていけるか?」マント


「それは構わないが君は何をするんだ?」


「次、倒れる娘のために準備しているのさ」


「なるほど、名前は?」


「マントだ!」


「ハリスだ。宜しく。次の娘は頼んだぞ」


「ハリス、一つかしだからな。そんな美人は滅多にいやしないよ」


「わかった。おまえはおしゃべりが過ぎるぞ!」


「あ~しかられた。アハハ」




保健室

「朝礼中に貧血で倒れました」


「ありがとう。ここに寝せてちょうだい」

(この時、初めて彼女の顔をはっきりとみた。こんなに美しい女性を見たのは初めてだ。それに適度な香水の香りが彼女の全身を覆っていた。)


 彼女を寝かせたときに、彼女が気がついた。

「あら、私、どうしたのかしら?」ホスタ―


「貧血みたいですよ!」ハリス


「まさか、ここまで運んでくたさったのですか?」ホスタ―


「はい」ハリス


「まあ、恥ずかしい」ホスタ―


「すいません。そうせざるおえなかったので!」ハリス


「ありがとう。お名前は?」


「ハリスです」


「私はホスタ―です。」


「ホスタ―さん、一つかしです。バ―にでも行きませんか?」


「そうですね。お世話になったから……条件があります」


「なんでしょう?」


「椅子が付いている店にしてください」


「アハハ、OK」


 ハリスは何か素晴らしいことが起こる予感がしてワクワクしていた。



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