【巻五八 陸遜】曲惠小仁

「せせこましい仁の振る舞い!」



其所生得,皆加營護,不令兵士干擾侵侮。將家屬來者,使就料視。若亡其妻子者,即給衣糧,厚加慰勞,發遣令還,或有感慕相攜而歸者。鄰境懷之,


臣松之以為:

此無異殘林覆巢而全其遺𪆪,曲惠小仁,何補大虐?


(漢籍電子文献資料庫三國志 1351頁 ちくま7-287 批判)



○解説

 襄陽じょうよう攻めの帰り、陸遜りくそん軍は石陽せきようの魏軍および民衆約千人を斬り殺しました。これで石陽の人々は完全に萎縮。陸遜は殺さなかったひとたちを手厚く慰撫し、結果むしろ厚い支持を得たそうです。

 はぁん!? 裴松之先生、食ってかかります。

 いやいやいやいや、おま、その前に虐殺してるよね? そのあとにせせこましい仁を示してみたとこで、お前の虐殺行為帳消しにならへんで?

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