そらいろセリフ集

空風えみ

空の章

1.そらのはじまり

「月と太陽、雲に雫、満天の星に、舞い散る結晶。それに時折突き刺さる稲妻。

そこにキラキラの水色と沈む藍色をプレゼント。その奥には無限の可能性が広がっている。

そんな幸せの宝箱。おおきなおおきなせかいのはじまり。ひろいひろいそらのはじまり。」


2.あおいろが好き

「私あおいろが好きなんだ〜!なぜかって空の色だから!!空ってすごいよね。だって、太陽は私たちを照らしてくれて、雲は私たちを包み込んでくれる。あと月はひっそりと見守ってくれて、困ったときは道しるべを作ってくれるし、星は辛いときでも輝こうと頑張っている人がたくさんいることを教えてくれる。ひとりじゃないって思わせてくれる。そんなすごいものを綺麗なあおでぜーんぶ!包み込んでるのが空!!だから私はそんなあおいろがだーいすき!!」


3.モコモコなくも

「ねぇねぇお母さん、なんでくもってモコモコなのか知ってる?私は知ってるよ!!なんでかっていうとね、寂しかったり悲しかったりして心がズーンってなっちゃった時は空を見ようっていうでしょ?それで、お空を見たらなんだか心がポカポカってするの!!それでね私思ったの!!きっとそれはくもが私たちを包んでポカポカにしてくれてるからだって!だからくもはみんなのためにモコモコなんだよ〜!!!」


4.そらのせかい

「くるくる。ふわふわ。ふんわりしゅわっとなわたがしと、ひんやりつめたいあおでできた世界。たんたたたんと飛び跳ねて、らんらららんと音を奏でて、そのままくるっと一回転。

そんな幸せそらのせかい。くるくる。ふわふわ。くるくる、ふわわ。」


5.出口のない雲の中

「雲の中。世界が白に包まれていく。まるで出口のない迷路みたいに真っ白な世界が続いてく。掴みたくても掴めない。手を伸ばしても届かない。あの雲の上にいきたいと、願っても願っても叶わない。出ようと思ってもそんな勇気もない。・・・こんなことなら、眺めているだけで良かったのにな。」


6.そらいろソーダ

「プシュッ、しゅわぁあ〜。青色のキラキラシュワシュワが、空に向かって弾けてく。しゅわわわぁ〜、パチパチパチ。虹色に照らされるグラスに、キラキラシュワシュワのプレゼント。カラカラカラン、ポチャッ。そこに、透きとおるひんやり冷たいお友達。クシュッ、カシャ、ポチャン。仕上げに浮かべる、ふんわりとろけるバニラ。そらいろソーダの出来上がり。幸せの味の出来上がり。」


7.朝焼けとキャンバス

「朝焼けってさ真っ白なキャンバスみたいだと思わない?だって、澄んだ空が輝いてる感じとか少し冷たい風が頬を撫でる感覚が、今から新しい一日が始まるぞ〜!!っていう気にさせてくれる感じがするんだよね。だから、その、新しい一日っていう真っ白な新しいキャンバスの始まりが朝焼けみたいだなって思ったってわけ!!!」


8.輝く空には

「眩しいくらい輝く空の下。君は今、何を考えているのかな。まぁ、この空と同じくらい眩しい君なら、どうせ光に向かって突き進んでいるんだろうけど。それこそ私なんか忘れて、もっともっと、輝ける場所に・・・。私では、手の届かない場所に・・・。」


9.神様の魔法

「わぁ〜!!見て見て!!とっても星が綺麗だよ!!今まで見たことないくらいピカピカ光ってる!!お外の光が全部消えちゃうだけで、こんなにお空が綺麗になるんだね〜!急に真っ暗になっちゃったからびっくりしたけど、きっと神様がこの綺麗なお空を見せるために使った魔法なんだね!・・・こんな綺麗なお空なら、ずっと、見ていたいなぁ。」


10.藍色の虹

「空から日が落ちた。藍色の世界に、まばゆい光が浮かんでる。そんな光で雫とプリズム、虹色のあめを煌めいて。そんな世界から宙ぶらりん、飛び降り飛び跳ねかけていく。藍色の虹をかけていく。」


11.朧雲

「朧雲が月を隠した、そろそろ月が泣くだろう。

雲のヴェールに包まれた、月の影を眺めよう。

雲の隙間から溢れでた、月明かりの道進んでこう。

朧雲が月を覆った、ただいま月が泣いたよう。」


12.休日作ろう

「あ”ぁ”〜!!暑すぎて溶けそぉ・・・。ほんと無理、なんでこんなに太陽眩しいんだろ。みんな休んでるんだから太陽も休んだらいいのにさぁ〜。だってちょっとくらい雲に隠れて仕事サボったって誰も文句言わないでしょ!あっそうだ!!太陽の休日作ろうよ!今日一日だけは空に登らなくてもいいですよ〜っていう日!そしたら太陽も休めて、私たちも涼しくなってハッピー!ってね!!」


13.雪の日

「わぁ!すごい積もってる〜!!どこ見ても綺麗な銀世界!!こんなに雪が積もるの久々だ〜!こんな中家にいるのもったいない!!今すぐ外にレッツゴー!!・・・さ゛っっっむ!!え?外寒すぎ!?!?こんなに綺麗なのに、寒さ攻撃的すぎだって!!」


14.逆さまの虹色

「ねぇ、知ってる?夕暮れと夜の境に見れる逆さまの虹のこと。あっ本物の虹じゃないよ、空が逆さまの虹色染まって見えるから逆さまの虹ってよんでるだけ!見れる時間がすごく短いんだけど、とっても綺麗で心が落ち着くんだよね〜・・・!君も今度探してご覧。虹色が見れなかったとしても、そらはいつでも綺麗だから。」


15.ひとりぼっち

「一番星ってすごいよね、ずっとひとりでみんなの道しるべとして輝いてる。私たちみたいなちっぽけな星と違って、ずっとひとりで輝いてる。そんな一番星を見て、みんな上を向ける、前を向ける。でもそれなら、一番星は辛いときどうやって上を向くんだろう。どうやって前を見つけるんだろう。自分より眩しい存在がいない中、ひとりぼっちの闇の中。」


16.もう見えない

「ねぇ、君は今までどんな空を見てきた?・・・急にどうしたんだって言われてもね、ちょっと気になっただけじゃないか。よく言うだろう?同じ景色でも見る人によって全然違うものが見えてるって。今僕の目の前は真っ暗だけど、きっと君には今、真っ赤な夕焼けが見えてるんでしょ?・・・僕にはもう見えないものの話を、たまには聞きたくなっちゃったんだ。よかったら、話を聞かせてくれない?それが僕の見てるものじゃなかったとしても・・・もう僕には新しいものが見えないからさ、君に聞くしか空を、世界を、知る術がないんだよ」


17.いつの間に

「うぅ〜・・・まぶしっ・・・あれ、今何時・・・!?!??えっちょうそ!??もう朝!?!!?うぇえぇええ!!!??!?いつの間に寝ちゃったのぉ・・・!!今日提出の課題、まだ終わってなかったのにぃ・・・ど〜しよぉおおお!!こんっな最悪な気分なのに、嫌になるくらいの快晴だな!!!うわぁああああひとまず死ぬ気で謝るしかない・・・土下座でもなんでもして、提出期限伸ばしてもらおう・・・」


18.溶ける

「『助けて』ふと吐き出した言葉。そんな言葉言うつもりもなかったのに。ちょっと独りになりたくて来たここはなんだか暖かくて寂しくて、つい出てきてしまったみたい。森の中、独り、木漏れ日に包まれた私は、なんだかこの世界に存在していないような気までして。それがなんだか心地よくて。そう思った時にはもう、私は水しぶきをあげて森へ溶けこんでしまった。」


19.忘れられない

「『ねぇ、お願いがあるの。』いつも通りの笑顔だった。間違いなく、私の目に映った君はいつも通りだったんだ。『私を殺して?』一切の曇りもない笑顔で、あの日、君はそう告げた。『もう、疲れちゃったんだ。だからもういいの。でも折角なら、君の手で私はあの世に行きたい』でもあの日の君は、なんだかいつもより遠くにいるような気がしたような。いつだって綺麗で可愛いのに触ったらサラサラと消えてしまいそうな君は、甘い甘い砂糖菓子のようで。そんな君に、私は狂わされてしまったよ。『ごめんね』最後に君が吐き出したその言葉を、今も忘れられないままだ。」







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