5月22日

早速昨日の分の日記を書くことを忘れていた。これだからお前は…と自分で自分を指さしている気持ちだ。


もう22日の昼過ぎだが、昨日のことを挙げるならば、


「笑い死ぬかと思った」


その一言に尽きる。

昨日と言うより、厳密的には夜中の12時を過ぎてたので今日なのだが、discord(ディスコード)という無料で電話やチャット等を利用出来るアプリの中で色々あったのだ。


深夜テンションが脹れに脹れ収拾がつかない状態だった。


始まりは、家の事情や出先という理由で聞き専になっていたフレンドが


「読み上げアプリを入れたらどうか」


と言ったのが始まりだった。

フレンドの1人が、機械音声でチャットの文章を読み上げてくれる仮名「喋る青」を、discord内に引用してくれた。最初は声が高く耳が痛くなる等、不満の声の方が大きかったが、声をいじれるコードがある事を発見。声の不満は無くなった。

次に何を始めたかと言うと、スタンプ遊びだった。この喋る青はスタンプの様子まで読み上げてくれる。例えば、俗に言うぴえんの絵文字。あれを喋る青は「何かを訴えかける顔」と読み上げる。他にも様々だった。

独特な機械音声が、律儀に投稿されたスタンプを読み上げるものだから、早速おもちゃにされ始めた。エビの絵文字を連投したり、ラブホテルの絵文字を読み上げさせたり、イマイチ何者か分からないスタンプを読み上げさせ、「これ○○なんだ?!??」と新たな発見を得たりもした。

その次に文字を読み上げさせる事を始めた。

これは至極真っ当な使い方だが、読み上げさせる言葉が若干の問題だった。この先1部引用である


みーーーーーーぃーん

みーん

みぃぃぃん

みーーぃん

ツクツクオォォォシツクツクオォォォシツクツクオォォォシツクツクオォォォシチケチョーチケチョーチケチョーチケチョーヂィィィィィィィィィィィ

↑ツクツクボウシは好評で後に辞書登録される

テ沈

ウォォォォォォォォン

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙

みぃんみぃんみぃんみーーーーーーーぃん

1000000000

熱中症

ねっちゆうしよう

えいえい

おこった?

ひぽぽぽひぽひっひっぼんぼんぽぼほっぽ

みみみみみみみみみみ

('ω')ゥゥルゥゥルゥゥルゥゥルゥゥィヤァァィヤアァィオォォォwwwwゥゥウゥゥェェェェ

ウィィィィィハァァァァァ(゚∀゚三゚∀゚三゚∀゚)ポォォォォォォォォフェェェェェェヒャアァァァァァァアピャアァァァァ


…………

そう。ほぼ意味を成さない文字列すらもおもちゃにされたのである。だがこれらはほんの一部に過ぎない。

そしてこれらのお遊びと同時進行して行われたのが、スタンプの読み方、言葉の言い換えの辞書登録である。

例えば「セミ」と打てば「ツクツクオォォォシツクツクオォォォシツクツクオォォォシツクツクオォォォシ」と読み上げられるような、システムの構築…基お遊びである。

まず介助犬の絵文字に、うちよそに使っている赤がトレードマークのキャラの名前を入れ、次に緑色の短パンをパンツと読ませた。シルクハットは別のキャラの名前を入れ、グループ内の新しく流行してる言葉(隠語)も辞書登録された。そして登録したスタンプや既存の読みのスタンプを組み合わせるなどして存分に遊んだ。「喋る青」も「おもちゃ」と改名される始末だった。そして悪ふざけはどんどんエスカレートした。フレンドのひとりが、もう1人のフレンドの名前を変換するように組み込んだのだ。それに対し刺す刺されたとじゃれあいは続き、私の名前含め全員の名前に当て字が着いた。1人が食べ物の名前なので、それに続く料理名を読ませて笑い転げるという、今考えれば低学年レベルのイタズラでひと笑いした。これはかなり笑いのテロだった。A=B=Cになってしまうような辞書登録をした時は、侵食されたなどと騒いだものだ。そして一通り騒いだ後、さっきのセミを忘れないように登録しておくと言われ、

「セミ→ツクツクオォォォシツクツクオォォォシツクツクオォォォシツクツクオォォォシ」

「ちくしょう→チケチョーチケチョーチケチョーチケチョーヂィィィィィィィィィィィ」

と変換登録された。その後は皆セミと連呼し、もはや寿限無寿限無のような状態にも成り果てたりもした。

みーーーーーーぃーん

を読ませると、何故か最初音割れするということをフレンドが発見したりもした。これも「みん」で辞書登録をされ、「みんな」と呼びかけようとすると音割れを食らうというテロも起きた。


恐らく高性能な、本物の人間が喋るものと大差ない音声だったならば、ここまでお遊びは発展しなかっただろう。未熟な機械音声で、時折変な抑揚や意味不明な音程の差があった為に、ここまで玩具にされたのだ。

あまりにも連投するゆえに、喋る青が一瞬フリーズし、「投げすぎて喋る青が困ってる」「壊れた」等、それだけでも笑いころげたものだ。


散々笑ったおかげで、かなり笑い疲れたため、今日の眠りは深かった。笑うのが体にいいと言うのは本当だ。(やけくそ)


実は今もdiscordで作業電話が繋がっている。そしてまた、「喋る青」が起動されている。


さぁ、笑い死ぬ感覚をあじわえるCHAOSへ出かけるとしよう…






これだけならまだ笑い死ぬことは無かっただろう。

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