召喚

剣『内容自体はあっさりしてるけど、意外に強力なのがこの召喚だね』

チ「何を召喚するのかにゃ?」

剣『異次元にある物を召喚する能力だね。この世界にたまに現れる異次元の異物に触るとそれを召喚出来るようになる』

チ「わりとあっさりとした能力だにゃあ」

剣『欠点は一種類しか呼び出せないことと、『異次元に何があるかわからない』という点』

チ「それはどういうことかにゃ?」

剣『どんなに強力な兵器でも名前がわからんと取りだしようが無いだろ? それと同じで『何となくこんな感じの物』ってイメージの物しか呼び出せないのと、イメージは出来ても無かったら呼び出せないのが欠点だね』

チ「にゃあ……弱い能力だにゃあ……」

剣『と思いきや、意外にこれが強力でね。基本的に無制限に召喚出来るんだわ』

チ「にゃあ!?」

剣『気力が続く限りという限定ではあるが、ほぼ無限に呼び出せる。例えばだが、『犬しか呼び出せない』という能力でも、地獄のケルベロスみたいな奴を沢山召喚すると大変だろう?』

チ「た、確かにそれも大変だにゃあ!」

剣『呼び出した物は必ず操れるのも大きい。例えば炎を呼び出せる奴が太陽の焔を呼び出して操るなら、滅茶苦茶強いだろう?』

チ「とんでもない強さだにゃあ!」

剣『こんな感じで使える時は無尽蔵に使えるのがこの能力の強さだ。ただ、気力を根こそぎ取られる点と、意識を失うと呼び出した物が暴走するのも欠点だね』

チ「呼びっぱなしになるのかにゃ!」

剣『元の世界に戻せるよ? ただ、意識を失うと呼び出した物が暴走した挙句に召喚主自体を殺すことも多々ある』

チ「意識を失ったらヤバいんだにゃあ!」

剣『召喚主が死ぬと自然と元の世界に戻るんだけど、中にはそのまま世界に野放しになったりもするのでそういうのを倒す的なミッションもたまにあったりする』

チ「色々と危険な世界でもあるんだにゃ!」


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