神器使い

剣『では実際の異能力の種類について説明しましょう。まずは神器使いについてです』

チ「神器とは何のことかにゃあ?」

剣『神器とは無念の思いを残して死んだ人の魂が変化した道具で、その思いによって色んな能力を持ちます』

チ「にゃあ? 例えばどんな物があるんだにゃあ?」

剣『自在な大きさに変わり、持ち主の意のままに操れる棍『縦横無尽』や必ず命中して爆発する弓矢『一矢一船』。持ち主に必ず勝利をもたらす剣『必勝不敗』やあらゆる運命を断ち切る『快刀乱麻』などがあります』

チ「色んな種類があるんだにゃあ」

剣『それと作者の趣味で必ず漢字四文字で表します。四字熟語も多いです』

チ「なるほどにゃあ! ちなみにどうやったらなれるんだにゃあ?」

剣『まず、人の無念が『迷宮』と呼ばれる物を生み出します』

チ「にゃあ?」

剣『これはその人の思いが生み出すもので、ありえない場所に空いている異次元への入り口を通ると入れます』

チ「なんだかオカルトじみてきたんだにゃあ……」

剣『実際、オカルト的な怪談がモチーフですからね。その迷宮には基本、迷宮の主が呼んだ人達しか入れないのですが、たまに一緒にいただけで入ってしまう人も居ます』

チ「巻き込まれてしまうのかにゃ?」

剣『そういうことです。そして、呼ばれた人は基本、迷宮の主の無念を晴らせる人なので、無念を晴らすと迷宮は『神器』へと変化して、その人の為に力を尽くしてくれます』

チ「都合よく手に入る物じゃないんだにゃあ」

剣『色々と資格が必要なので、そう簡単になれるものではありませんね。ただ、人口が多いので結構な割合で迷宮に入る人は居るので、割合数が多い英雄でもあります』

チ「なるほどにゃあ」


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