カタン人

剣『さて、ここでは人種について説明しましょう!』

チ「やけにテンションが高いんだにゃあ!」

剣『やはり宇宙物の基本は色んな宇宙人にありますからね!』

チ「めんどくさい性格だにゃ!」

剣『と言っても細かい人種を含めると、こちらも億を超えてしまうので、まずは大まかにカタン人とツリマ人があります』

チ「さっきもちらっと出てきたんだにゃあ!」

剣『カタン人とは炭素生命体の人種で地球人もこの中に入ります。類人猿を祖としていますが、大まかに分けて中央人ベリラ未開人ビスタに分けられます』

チ「これは絶対差別が出てくるんだにゃあ!」

剣『その通りで、中央人ベリラとは地球人のようになっているパターンで、未開人ビスタは動物の特徴が身体のどこかにあるタイプの人種になります。簡単に言うと獣耳とか触覚キャラですね。ただ……』

チ「ただ?」

剣『地球人も未開人ビスタと呼ばれたりします』

チ「酷い言い方だにゃ!」

剣『これは差別する側の言い分だからだね。人を差別する人間は何かしら『悪い所』を見つけて差別するからね。一個でも違えば『それ以外』と分類するからねえ』

チ「差別は永遠に無くならないんだにゃあ……」

剣『そのため、言葉も色々変えたりもするんだけど、結局差別する側にとってはあんまり関係ないからね。新しく作った言葉が差別用語になる』

チ「結局、差別は無くならないにゃあ……」

剣『一応は差別行為には罰則が付いてるんだが、まあ、なんだかんだで無くならない』

チ「難しい話しだにゃあ」

剣『それから、肌色に関する差別だが、こちらはあんまりない』

チ「どうしてかにゃあ?」

剣『そもそも先進国に色んな肌色の国があるからだよ。だから肌の色での差別自体は無い』

チ「そこは一安心だにゃあ!」

剣『ただ……男女の人気差はある』

チ「……にゃあ?」

剣『存在する肌色は白黒黄の地球にもある色と、赤青緑の色なんだけど、概ね男は赤人が人気で女は青人が人気とされています』

チ「それはどうしてかにゃあ?」

剣『赤人は男らしい人が多いからです。元々血気盛んな国々の出身が多く、全体的に筋肉質な人が多いからです』

チ「じゃあ、青人の女性が人気なのは何故だにゃあ?」

剣『青人に知的な人が多いからです。そして、情が熱いことで知られていて、好きになったら一筋という人が多いのも人気の理由ですね』

チ「それなら不人気の人種はどれかにゃあ?」

剣『緑人ですね。と言ってもこれは別の要因があります』

チ「なんだにゃ?」

剣『ありふれているからです。実は青人も赤人も割と希少であんまりいないんですそれに対して緑人は全人種の3割を占めているので、不人気と言うよりは沢山居るから、あんまり気にされてないのが実情ですね』

チ「つまり人気というよりは希少価値なのかにゃ?」

剣『その通りです』

チ「つまらない答えだにゃあ……」

剣『そして、これが割と多いんですが、未開人が馬鹿にされる理由一つとして、『ブス、不細工が多い』というのも理由の一つです』

チ「酷い理由だにゃ!」

剣『と言ってもこれは逆で、実は宇宙人に美男美女が多いんです』

チ「不公平だにゃ!」

剣『これは長年色んな宇宙人同士で交流を重ねた結果で、美男美女の条件の一つとして平均的な顔立ちであることが大事とされますが、これは言い方を変えると色んな人の平均に近いことを指します』

チ「平均……あっ!」

剣『人種間交流が多いと顔立ち自体は整うんです……まあ、アメリカのように食い物のカロリーが高すぎるとピザデブが多くて、それが本当かどうかも分からなくなることが多いんですが……』

チ「あそこは異常だにゃ!」

剣『まあ、そんなこんなで差別もあるので、その辺の描き方も大事って感じだね』

チ「人類は差別からは逃げられないんだにゃ!」


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