男女比の偏り

剣『さて、このエニル制はある副作用を生み出している。それはなんだと思う?』

チ「わからにゃいんだにゃ!」

剣『

チ「にゃあ?」

剣『この家族制だと、子供を作る時に旦那を無理に作る必要が無いんだ。嫁を探してこにゃならん男の子よりも女の子の方求められるんだ』

チ「うーんそれだとシングルマザーが増えるだけのようにゃ……あっ! でも問題ないにゃ! 子供は家族が育ててくれるんだにゃ!」

剣『その通り。早い話しが好きな男に一夜だけお願いして子供作っても良し、精子バンクで優秀な遺伝子を作っても良し。勿論、普通に結婚しても良し。選択の幅が広がるんだ』

チ「生きやすいんだにゃあ!」

剣『そして、これが理由で

チ「偏りが激しいんだにゃ!」

剣『ところが、

チ「何かにゃ?」

剣『生き方を選べるという点です』

チ「???? にゃあ?」

剣『先ほどは男女平等で、女性も働けると説明しましたよね?』

チ「にゃあ!」

剣『そして、女性が自由に働ける環境でもあると説明しましたよね?』

チ「にゃあ!」

剣『それが女性の本当の幸せと言えるでしょうか?』

チ「また哲学的な話が出てきたんだにゃあ!」

剣『と言っても、それほど難しい話しじゃないんだ。昔から良く言われていることなんだが……自由に生きれるのなら『お嫁さんとして暮らしたい!』というのも女性の幸せじゃないかい?』

チ「確かにそうだにゃ! それはそれで大事な幸せな形だにゃ!」

剣『まあ、人の幸せは千差万別だが、この二つはいつの時代も半々ぐらいの割合で居ると思ってるんだよねぇ……?』

チ「確かにそうだにゃ!」

剣『思うにツイフェミがこじらせる最大の要因は『自分の幸せ観の押し付け』と言うのが一番大きいと思うんだわ。どっちも女の幸せなのに片方の幸せだけを女の幸せに決めようみたいな?』

チ「あの人たちは色々と偏りすぎだにゃ!」

剣『幸せの形は千差万別なのに、無理矢理一つの幸せだけを押し付けられりゃ、そりゃ誰だって怒るわい。そういった自由な幸せな勝ち取るために重要なことって何だと思う?』

チ「何かにゃ?」

剣『

チ「強引な解決方法だにゃ!」

剣『とは言え、こうなると『女性が多い』ので男だけで仕事を回すと言うのは無理になる。必然的に職場に女性が増えて、自然と男女平等の価値観が出来上がる』

チ「た、確かに……」

剣『しかも家庭で暮らしたいという女性もそっちを選んでも良くなる。そっちはそっちで大事なことだからね』

チ「……よく考えると凄く楽な世界なのでは?」

剣『実際その通りでね。好きな生き方を選べるように考えるとこうなってしまったのよ』

チ「てっきりハーレム作りたいだけだと思ったんだにゃ!」

剣『一応作ることは出来るよ? そういう所は男にとってもありがたいところであるんだわ。なんだかんだで彼女が作りやすいからね』

チ「ウィンウィンの関係だにゃ!」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る