基本構想


 最初に説明したように、ユートピアが元々共産主義思想の未来予想図であったので、最初に作る時に真っ先に考えたのが「左の未来がそれなら右の未来を考えよう」という所から始まりました。

 それで、左翼の逆の右翼が考える理想未来は何かなぁ? っとグーグル先生にお尋ねした次第ですが、一切引っかかることがありませんでした(笑)

 それもそのはずで元々保守的な方々は文化を守ることは考えても、未来のことはまるで考えてなかったからです。

 当然ながら、そんな理想未来の小説などあるはずも無く、「ぼくがかんがえたさいきょうみらい」は最初の一歩で挫折しかけました(笑)

 ただ、自分の場合、たまたま土地のお祭りが大好きでしょっちゅう参加していました。

 そんな自分ですが、寄る年波には勝てず、祭りの中心にはいられなくなり、少しずつ後ろへと下がっていったところなんですが、そんな時に若い子供たちが大人になって、参加し始めている光景が目に入りました。


 正直に凄く嬉しかったです。


 自分たちがかつてやっていたように少しずつうまくなって、自分達よりも凄いことをやり始める彼らを見て、僕は悟りました。


「俺達の理想的な未来ってこれのことじゃね?」


 なるほど。文化を守る側の人間なら、それが未来に届くことが理想の未来になります。


 文化とはその土地の魂です。


 自分たちの魂を継承し、発展させることが僕たちの理想です。

 そして、未来へ魂を届かせること。


 これがリガルティア世界の理想未来です。


 そのために何が必要か? というのが根幹思想になります。

 とは言え、この思想は派遣のおっさんが適当に考えた「ぼくがかんがえたさいきょうみらい」です。

 矛盾は数多くありますし、「そんな思想に賛同できない!」という方は沢山居ると思います。


 それはそれで良いんです!(どや顔)


 とりあえず設定を考えなければ話が進まないから(笑)

 大体、ネット小説の評論を聞いてみれば大半は「どっかで観たことある設定」の一言で終わらせています!

 それならこれはどうなんだよ?と聞いてやりたいです!

 ちなみにこの世界観の小説を2ちゃんで晒したら、「どっかで観たことある設定」と言われました(笑)

 

 どっかで見たことあるならその小説教えろよと言いたくなりましたね。

 何しろグーグル先生に一切引っかからなかったんですから、世界のどこにあったんでしょう?


 そんなわけで、この世界の基本的な目標は『魂を未来に届ける』ことです。

 ですので、出てくる国々は基本的に自分たちの魂を未来に届けることを目標として国を運営しています。

 そのことを頭に入れておくと「何でこんな変な世界観なんだ?」と言うのがわかってくると思います。


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