あ、これAIに書かせればええやん。
…カタカタカタカタカタカタ
キーボードを打つ小気味いい音が響く。
俺が真面目に考えた、ノルマ10万文字の文のうちの一部を今パソコンに打っている。
考えては打ち、推敲しては打ち、否定されたら打ち直すを続けた結果、ブラインドタッチができるようになるまでになった。
とてつもなく要らないスキルをゲットしてしまったのだ。
もう家に帰れないのに、何にこれを活かせばいいんだよ。
こんな文を打つだけの作業にこれを使えなんて、無駄遣いすぎるだろ。
と思っている。
正直クソ面倒臭いのだ。
こんな打ち込み機械にやらせとけよ…
ん?機械?
「それだぁ!」
ついつい声に出して叫んでしまった。
それに驚いたのか、一瞬ビクッとした女から蹴りが飛んできたのは言うまでもない。
ぐへへ…仕事はもうすぐ終わるぜ女ァ…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます