マイマザーのお迎え待ちなう。
「せっかく寝ようとしてたのによぉ」
「知らないわよ。
貴方がとっとと寝てないのが悪いのよ」
うわ、クソ暴論。
確かに時間は待ってくれないし、元から5分って決まってたけど…なんかイラっとするなこいつ。
「るせぇなぁ…
やりゃあ良いんだろやりゃ」
俺はまたパソコンの前に座りノルマを達成する為にパソコンで作業を始める。
「てか今何時だよ。
マジでかれこれ数時間は働いてる気分なんだけど」
「午後4時よ。
あなたがここに来たのが午後2時。
2時間しかまだ経ってないわよ」
はぁ!?
まだ2時間だと!?
てか後8時間で残り約九十四万五千枚作らないといけないのかよ。
マジで地獄じゃねぇか。
「あ、さっきのノルマは無くすから。
代わりに次はこれをやってちょうだい」
女は資料を渡してきた。
どうやら、このテンプレートを用いて、次は演説用の原稿を作れば良いらしい。
まぁ、それぐらいなら誰にもできるだろ。
俺はそんな舐め腐った態度を取って次の仕事に取り掛かる。
しかし、この時俺はまだ知らなかった。
まさかノルマが十万文字だった事が…
それに気づいた時
「絶対家帰れないだろこれ!」
と嘆くのであった。
母さん…頼むから俺を取り戻してくれ…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます