俺以上のポンコツ現る…

…今何時だよ…

もう1時間ぐらい座ってる気がするが…

「…ところで、今何枚作ったの?」

げ…さっきまで居ないと思ったら、急に帰ってきてすぐにこれかよ。

可愛げのかけらなんてねぇじゃねぇか。

「五万五千枚だ。

かれこれ1時間ぐらいからやってるけど本当にこれ今日中に終わるんだろうな?」

多分、今の俺は目が少し血走っているだろう。

あれだけディスプレイと睨み合ってたら、目の一つや二つ、余裕で充血するだろう。

「…嘘ついてんじゃないでしょうね。

もしそうなら、承知しないわよ?」

「はぁ!?

ついてねぇからな!?

なんなら確認するか?」

俺はキレ気味に立ち上がり、席を譲って確認する様促す。

はぁ…嘘なんかついてどうなんだよ。

「…本当に五万枚ちゃんと作られてる…」

「てか、一枚一枚データで作る必要あるか?

一気にコピーすりゃ良いじゃねぇか」

こんなの、働いたら負けだと思ってるクソニートの俺でもわかるぞ?

「…何言ってんの?

そんなことできたら苦労しないわよ」

「やり方しらねぇのかよ!」

「じゃああんたはできるの!?」

なんでそんなキレ気味で返してくるの!?

「…知るわけねぇだろ」

「じゃあやり方を調べなさい」

「はぁ!?

それぐらい自分で」

「良いからやる!」

…こいつ…本当に仕事できるのか?

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