効率って大事だなぁ…
「今何枚作ったの?」
「何枚でも良いだろ。
サボってねぇんだからどっか行けよ」
「質問に答える」
女は俺に向けて蹴りを放ってくる。
座っていた俺は避けることもままならず、モロに直撃して俺は少し遠くまで吹き飛ばされる。
クソ野郎が…
「一万枚越したとこだよ…悪りぃか」
俺は立ち上がりながら、作った枚数を答える。
こんなところで嘘ついてもすぐバレるだろうし、そもそもこんときはムカつきすぎて嘘をつこうという考えすらなかった。
「嘘…まだ、20分そこいらしか経ってないわよ?」
何を驚いてるんだこいつは…
効率化もしたんだから一万ぐらい余裕だろ。
…あ、まさか一万枚じゃ少ないってか?
何言ってんだこいつ。
初めてやるってんだぞこっちはよ…
「少ないなんて言わせねぇぞ?
これでも効率化してやってんだ」
「…まぁ、あなたの頑張りに免じて、今回は何も言わないであげる…
てか喋ってないで手を動かしなさいよ」
…お前が質問に答えろって言ったんだろ…
「…後、五万枚超えたら休憩して良いから」
…なんか言ったか?あいつ。
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