第4話 嘘を買う愉しさ
次の金曜の夜も、
拓斗は
「らっしゃいませーっ!・・・お姉さん!待ってたよっ!」
「拓斗。元気だった?」
「元気だよ!お姉さんに会いたかったなあ。」
彼らは
「ドンペリ、いただきましたぁ~!」
今夜も育子は、拓斗の順位を上げるためにドンペリを注文した。
「お姉さんが、俺の一番だな。」
拓斗は育子の耳元で
「今夜も、俺のうち、来る?」
「え?いいの?」
育子の顔はとろけていた。
閉店まで、育子は酒と料理を注文し続けた。
「拓斗、売り上げに
チーフが拓斗に耳打ちをした。
「ありがとうございます。貢献できるよう、これからも
拓斗はチーフに真面目に答えた。
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