付録 世界観・用語解説等 1
・ここに書かれる内容は、今後、本編で小出しにしていきますが、細かいエピソードは割愛するので是非一度はご拝読をしてくれると嬉しいです。
*世界観
かつて、魔法や呪術、錬金術などといった人智の及びもつかない領域があった。
しかし、それでも人間は魔法の原理を紐解き、我が物にしようと力を注いできた。
されども、結果は一向に動かず、次第に廃れていき、科学の時代が到来した。
あらゆるものの真理を追究し、日常に取り入れ、瞬く間に世界中に広がっていった。
そうして、魔法はもはや過去の産物の一つとして数えられるようになった。
= = = = = =
ある時、人々の噂の中にある”超能力”というもの本気で追究しようとした人物がいた。
超能力はどれもこれも持っていても持っていなくても関係ないようなものばかり。
更には、全体的に超能力を使える人の少なさから、ただの法螺話として片付けられていた。
それを本気で追究しようとする人物––––名をミナルと言う––––を人々は軽蔑し、馬鹿にして笑いの話の種として使うぐらいだった。
その後、何人もの超能力者と協力して彼女はついに超能力を科学的に説明することに成功した。
世界に発表されたこの論文は、最初こそ鼻で笑われるも、調べていくうちに(細かいところこそ違いはあれど)事実だと発覚。
かくして、世界中が超能力について本腰を入れて研究に入ったのである。
・ミナルのレポート(要約)
1、超能力は大気中に存在する物質(今後、物質Xと表記する)によって発動する。
2、物質Xは素粒子より小さい物質である(物質Xの単体の大きさは顕微鏡でも確認できないため実際の大きさは不明)。
3、物質Xは単体では人間が観測できる範囲での影響を及ぼず、超能力が発動し、数億(正確な数は不明)の物質Xが集まって初めて人間が観測できるレベルで影響を及ぼす。
4、物質Xは人の意思によって反応することが確認された(他の条件は不明)。
5、以上のことから超能力は物質Xと密接に関係性があると思われ、今後の研究が必要である。
今後、研究が進み魔法と超能力は同一の科学反応だということが判明。
これにより、神や幻獣といった存在が公のもとに晒されることになるなどのことが起こった。
……そして現在に至る。
*用語解説
・魔法
魔元素(ミナルのレポートでは物質Xと表記される)の持つ法則を使い、あらゆることを可能にする力を行使できる。
特に超能力を持たない人間(全人口の10人中9人が超能力を持っていると言われる)があらゆる魔法を制限なしに使える。
ただし、魔法は後天的に得るものであり、厳しい修行をしなければ社会で通用する力を得るのは厳しい。
・超能力
魔法と同じく魔元素の持つ先天的な魔法とも称される。
文字通り、超常の力を持つものもいるが、多くは『日常生活で役立たせることができるものもある』程度である。
・異能力
魔元素以外の力によって起こる超常の現象。
解明されているものは少なく、唯一、神の存在が異能力があるということを裏付けている。
・神
人間では観測不可能なほどの長い寿命を持ち、且つ人間では制御不可能な力を持つ存在の総称を神という。
––神の区分––
他次元神……存在のみ確認されているが、詳しい生態や能力といったものは不明。
三次元神……現実に存在する神
生物神……生物という枠組みであるものの(生殖をするため)、神の力を振るう存在。
信仰神……信仰から生まれた神。生殖を必要とせず、単体で完成している存在。
***作者のコメント***
今後何かありましたら、追加で増やすかもしれません。
また、誤字脱字や文脈的におかしいところなどがありましたらご報告お願いします。
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