唄 『水流』
深く 深く 沈んでいく
このまま いっそ 眠れたなら
消える 消える 泡となり
明日は きっと 来ないまま
記憶の底で鳴り響くのは
水の音 森の木漏れ日 揺らめく朝
傷ついた言葉を寄せ集めれば
秘密の箱を開く鍵となる
流れるような筆跡は
この余白を彩るのだろう
脆く 脆く 壊れていく
いまさら そっと 許せたなら
そよぐ そよぐ 風となり
けして なにも 残らない
水面に浮かぶ茜色の葉
夕暮れ 時の悪戯 寂れた夜
色褪せた言葉を掻き集めれば
涙の意味を伝う雨となる
溢れるような思いは
この私を埋め尽くすだろう
私の知らない
傷ついた言葉を寄せ集めれば
秘密の箱を開く鍵となる
流れるような筆跡は
この余白を彩るのだろう
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