2022.05.13


朝は時間がなくて朝食を逃してしまった 昨日はひどく疲れていてソファーで寝落ちしてたから朝から風呂に入ったからだ。昨日の自分に少しの嫌悪感を抱きながら準備をする 朝からバタバタするのを快感に感じる人は少ないだろう そんなことを考える暇もなく気がついたら出発時間になっていた生憎まだ準備は終わっていないし遅刻が確定した

だけどいつもはいない父が車を出してくれたのだ 制服で車に乗ると非日常感といつになっても少しドキドキする 父のおかげで電車なんて余裕で間に合って澄ました顔で駅のホームに佇んでいた なんだかんだ間に合うじゃないかと安堵しているとその気持ちを押しつぶすように次々と人が押し寄せてくる電車の中は雨にせいでいつもよりじめっとしていた 

いつもの駅で降りて朝食を買うためにスーパーに行く好きなパン買おうとしたがちょっと今日は変えようかなとコンビニに行く 自覚があるからまだいいほうだろうという理由でいつもと違う事があるとやっぱりわくわくするしいつの日にか見たアニメの主人公と自分を重ねてしまう 自分の朝ごはんは決まってあんぱんと牛乳で決まっている これを言うと必ずと言っていいほど刑事と言われるこればかりは仕方ないのだ 何故か?物心着く前から銀魂の山崎が好きなのだから そんなことを考えながら時間を見るとHRの3分前 結局遅刻かと思ったが朝よりも何故か心に余裕があった

少し先の信号まで歩くとやっぱり何かあるみたいで 関係性としては彼氏 になる一個下のaに会った

元々文化祭で聴いたaの歌声が好きでずっと好きで推しとファンの関係だった だからこそlikeもLoveも兼ね備えているaに会えたのだから 風が吹いた時の桜の花びらのようにふわっと飛んでいきそうな気持ちになる こんな日もたまにあるといいなと思いながら自分の心の中が焚き火に当たったようにじわじわと暖かくなって行った朝だった

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