ERROR 腐女子転生物語 腐女子OLがゲーム世界転生の筈が異世界に転生しちゃった件
奇譚亭狂介
第1章 プロローグ①
第1話 本能寺の変
20XX年僕は天正10(1582)年6月1日安土桃山時代の日本の京都に潜んでいた。
とは言っても、現実では無くゲーム世界の中での話だ
ゲームと言ってもバーチャルリアリティーの仮想空間にゲーム世界だった。
ゲーム世界で瞬く間に発展したバーチャルリアリティーゲームは
ゲーム界に革新をもたらした。
何せソコでの暮らしが実体験の様に経験できるからだ。
リアリティーが在る触感と味覚と臭覚、それと痛みを感じられる
痛みの程度は調整出来るようになっている。
僕はマゾとか、其方の趣味は無いので痛みの感度は最弱にしてある。
ただしこのゲームは一度死ねばアバターのステータスが
全て0に戻りセーブデータも0になる。
死ぬとリセット状態になるのだ。また一からアバターを育て無ければならない。
ソコがこのゲームが難易度が高くくて無理ゲーと呼ばれてる由縁だ。
死んだら終わり。まるで現実世界の様だった。
ただ死んでもやり直しは出来るゲームの中の話だから。
勿論、現実世界とゲーム世界では時間の流れは違う
だいたい現実世界の1/10程度だろうか。
つまりこの世界では10倍の速さでバーチャル人生を楽しめる。
ゲームプレイ時間の推奨は一日4時間程度とされているが…
ゲーム時間が4時間で体感時間が約40時間程一日半ぐらいの人生が楽しめる訳だ。
ヘビーユーザーの中には紙オムツをしてベッドかソファに横になりながら
一晩、二晩と連続してゲームに、のめり込む者も多い。
かく言う僕もそんなヘビーユーザーの一人だ。
小まめなセーブを繰り返しての出入りも可能であるが(でも死ねば一からやり直し)
ゲーム世界をリアルに味わうには連続ダイブが一番最適だと思う。
ダイブとはゲームをプレイする事を言う
このゲームは主に刀剣剣士となり戦国時代で乱世で出世していくゲームだ。
設定アバターを作るのだがイケメン剣士が設定に多いので特に女性に
人気のあるゲームだ。
一介の兵から成り上がり、武士から侍大将、大名へと出世し天下統一の
王道を目指すも良し。
内政に特化して富国強兵の道を歩む奴も居ればひたすら剣の道を極める無欲で
無双な剣士を目指す奴とか
忍者として戦国時代を暗躍するとか。
変わりどころでは大商人で、のし上がるという変態も居る。
勿論、農民でのんびりと田畑を耕すスローライフも楽しめるが
争いに巻き込まれると悲惨な事になるけれど…(全然スローライフでは無いが)
基本的にゲームは時代設定だけを選び後は、ほぼフリーシナリオのゲームだ。
プレイヤーはアバターを選び舞台を設定するが、その舞台は登録サーバーにより異なる。
尚アバターは架空の人物設定でも有りだ、姫武将などで無双するも有りだよ。
このサーバー世界は本能寺前夜のショートシナリオを選んで有る
大殿の織田信長様と逆賊明智光秀はAI操作だ。
つまり本能寺の変は必ず起きるというのが、このシナリオの決まりである。
大殿の配下として逆賊明智光秀の陰謀をいち早く察知し本能寺の変を如何にして勝利へと導き、その後の大殿の天下布武の覇道を進めるれば勝ちになる。
その後のプレイもそのまま可能だ。
当然、明智側でプレイして本能寺の変のあとの明智光秀の
三日天下で終わらさずに
明智光秀での天下統一を目指して明智側でプレイする奴も居るから
勝利条件は中々に難しい。
ある程度のシナリオは提示されているが基本はプレイヤー同士で
そのサーバー世界の歴史を作り変えていく。
僕のゲームアバターは美貌の剣士の前田慶次殿で御座るよ
僕、僕とは言って居るが現実世界で僕は女性だ。
ゲーム世界の美貌の剣士を溺愛する今年28歳になる地味OLだ
世間では腐女子とも呼ばれる人種でもある
そんなゲームだが僕はイケメン刀剣剣士の前田慶次殿となり戦国時代で大殿の
織田信長公の元で出世することを目指している。
今日もゲーム世界にダイブした僕は大殿の命を救う為に数人の仲間達と共に
丹波亀山城近くの森に潜んでいた。
出陣した明智光秀を密かに討つ為だ。
直接に逆賊の明智光秀を討つのは、鉄砲使いの雑賀孫一殿だ。
----------------------------
加筆、訂正をしてます。
☆マークや♡マークを押して、温かく応援して下さると、とても嬉しいです。
読んで下さる全ての皆様に感謝いたします。
応援して下さる皆様がいてこその創作活動の励みになっています。
これからも、どうぞよろしくお願い致します。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます