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  •  斑猫です。
     この度は拙作を評していただきありがとうございました。
     実は拙作を上梓したときちょっと尖がった思想にかぶれておりまして、テンプレ物語への風刺をクトゥルー神話に込めてみたんですね。デッドエンド上等、闇堕ち物語だと思っておりましたが……頭のおかしさは足りませんでしたか。
     てか真面目だったんですか。猫らしくマイペース野郎なのですが。

     ひとまずお世話になりました。精進します。

    作者からの返信

    斑猫様。

    コメントありがとうございます。

    わたくしとしては、レビュー以外にも色々申し上げたいことはあったのですが、本件要約するならば、斑猫様のそういう真摯なところ(返信してくださる礼・ないしマメさ)こそが、「頭おかしくない」という評の担保であろうと思う次第であります。
    そういう感覚が、作品にもにじみ出ているように私には感じられました。

    斑猫様は作品に対し、上記のようなことをおっしゃりつつも、実際に思ってもおられるのでしょうが、それでも真摯に思えるのです。(私は、そう思います。)

    「頭のおかしさ」と一言で言っても、それには色々あるかと存じますが、私の企画に於いての頭のおかしさは、端的に申しますと「キチガイ性」なのであります。

    きちがいとは、一般的には心の状態が常軌を逸し普通でないことを指す言葉であります。そういう人=「頭おかしい人」なのであります。
    私の求める愛すべき頭のおかしい=キチガイは、モノカキのモノカキによる読者への狂おしい愛の暴走なのです。

    斑猫様の作品は、作品への愛が深くて「こんな世界滅んでしまえ」「クソな読者消えてしまえ」「テンプレ食ってよがってろ糞虫」といった、読者に対する愛が作品に反映されていないように思えました。(モチーフがあるためその分揺らぎや遊びが少なく(モチーフ情報がリソースを食ったため)しっかりしていたという点も大きかったのではと存じます)

    故に、物書きとして「普通」と評させていただいた次第であります。

    わたくしは、物書きは作品に愛を注ぐのは勿論のこと、相手(読者)にいかに届くかまでをも視野に入れ、注ぐ愛の角度に工夫を凝らしていくことで個の文学を完成に至らせる者と認識しておりまして、そういうことに固執し夢中になる者こそやはりキチガイと考えておりますれば、その点、悪しからずご理解いただければと思う次第であります。

    末筆ではございますが、斑猫様のこれからのご活躍を心からお祈り申し上げます。