愛で哀を奏でて

@Bisuketto_1206

第1話出会い

「私と付き合ってください」ある秋の微風が心地いい時俺、如月湊人は後輩である

花道葎華に告白されていた。


俺は今高校に入学し部活に励んでいる。後二ヶ月で新入生が入ってくるのでそれに向けて練習を毎日頑張っていた。

俺の入っている部活はバドミントン部でそこまで強豪校ではないが部員はみんな一生懸命に取り組んでいる活気のある部活だ。

そして二ヶ月が経ち新入生が部活見学などをすませて、入部したい部活決め始めてのミーティングの日を迎えていた。

「今年は大勢の新入生が入部してくれました!」と顧問が言う。

その通り後輩は男女含めて20名ほど入部していた。

それから部活は始まっていき、後輩との交流も増えていき男子は割と騒がしくなっていた。女子はと言うとあまり部活に来る人が少ないようでたまに来る後輩なんかは顔と名前を覚えるのが難しかった。そしてひ日は流れていき後輩を交えた最初の大会の日を迎えていた。

俺は部長になっていたので「ちゃんと並んでまっとけよ〜」と先生と合流するまで部員をまとめていた。

そして会場が開きアップなどが終わり一回戦が始まっていき、俺たちの番が回ってきた。

試合が始まり最初はいい感じに進んでいたが後半ペースが落ちていってしまい、結果一回戦で負けてしまった。

とても悔しかったが「いちいち悔やんでいる暇などない次の大会のための力に変えるべく次の日からの練習に今日の失敗を活かせるように」と顧問から言われ明日からも練習を頑張ろうとおもったが俺たちの学校は来週に体育祭を控えており一週間部活ができない。それに気づいた部員は「えー練習できひんやん」と落ち込んでいる人が多かった。

だが、体育祭はみんなが楽しみにしている学校行事の一つなので全力で優勝を目指して頑張ることにした。特に部活対抗リレーなどもあるので部員はそれに対しても燃えていた。

〜体育祭当日〜

午前の分が終わり昼食後の一種目めの部活対抗リレーの練習をしていた時にある人たちに声をかけられた。

それが後輩の花道葎華と水瀬渚だった。

「先輩!写真撮ってください!」と言われ俺は同級生の拓実と目を合わせて「まぁ撮ってもいいか」となったので写真を撮った。

これが俺と葎華との最初の出会いだ。

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