【短編】RPG、初期設定で、「ステータス、"二桁"の数字で決めて」って言われた。

アディスアベバ

第1話

テンテン♪テレレン♪


ソフトウェア起動!

ゲームを起動しています。ゲームを起動しています。

ちょっと待ってね。ちょっと待ってね。


「起動できたよ!私はガイドのルシフィー!よろしくね!」


「よろしく」


「じゃあ、まずはキャラの選択だよー!色々あるけどどうする?」


「騎士、冒険者、商人、鍛治師、錬金術師、et cetera、うーんどれがいいかな」


「えっと、名前はなに?」


「ハルト」


「ハルトは、ゲーム内で、何がしたいの?」


「冒険を気軽にかな?」


「なら、冒険者だね」


「わかった、そうするよ」


「次にレベルの設定だよー。」


「レベル?」


「うん!レベルは二桁で設定できるよー」


「なら、99がいいんじゃないのか?」


「うーん、レベル01を選択したら、99レベの99倍いい装備や初期品がもらえるの」


「そうなのか」


「だから普通は50くらいを選ぶよー」


「そうなのか。じゃあ、ちなみに○○というのは可能かな」


「○○?!なにそれ?!」


「それはね、****************。べつにこれでも設定できるよね?」


「で、できると思、う、けど、初めてだよ、そんなこと言う人」


「まあ、いいだろ」


「悪いとは言ってないよー、じゃ、初期装備はないよー、じゃあねー」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る