過去編 4-1 作戦当日

ー2098.3.16ーーーーーーーーーーーーーーーー

ー中国.金砂砂漠.ヴィライア自治区ーーーーーーー

ー晴.41℃.11%ーーーーーーーーーーーーーーーー


a.m.10:13


今日は作戦当日。

俺達は許可をとり黒豹軍の武器庫へと来ていた。

俺達は中を物色していた

が、やはり。どれだけ探しても

良いものが全然無い。


あるのはTT-33 マカロフpb マカロフ 

モシン・ナガン PKM PPSH AKM AK-47

AK-74 AK-74u 葵式歩槍 等の 

ロシアのおさがりや、コピー品で溢れていて

 あまり いい物はなかった。


だがしかし昔のものだからと言って

使えないわけではないし

今のものより優れているものもある。


例えばマカロフpb。

これはサプレッサーが内蔵されているピストルだ。

今となってはアンティーク品のような

扱いをされることもある銃だが

今 ここにある銃の中ではトップクラスに使える銃だ。


それに珍しく少し新しい銃 葵式歩槍 がある

中国産のコピー品だがそれでもこいつも十分使える


俺達はメインにマカロフpb

サブのバックアップ用に

中国産の新型コピーAKの葵式歩槍を手に取った。


銃を決めるのに十五分もかからなかった。

予定より5分ほど早いが

俺達はリンに連れられて明華のもとへ向かった。


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大きな机のあった会議室の前に 二人の男が立っている。


左にいた大柄な黒人男性にリンが話しかける。

「ようタミル。元気そうでよかったよ」

それにタミルと呼ばれた男がかえす。

「私もですリンさん。元気そうでなによりです。」

挨拶を交わし終えるとリンが聞く

「ところでなぜここで警備してるんだ?」

その質問にタミルが答える

「まだ幹部会が終わってないんですよ」

中に入るためにリンが聞く

「この二人を龍代表に合わせる予定がある。

     通してくれないか?」

タミルは少し驚いたあとにこう言った

「いくら代表の話でも

 今回の会には 他組織 の幹部もいます。

 なのでその方たちの許可もないといけません。

 私達も中に入れないんです。

 代表の護衛のあなたなら良いでしょうが

 それでもその二人を連れたままでは許可できません」

その話を聞き考えるリン


思考のか回転を終えたリンはタミルに質問する

「隣の部屋って空いてるか?」 

何のことか分からないタミルは

「空いているが?」と疑問形で返す

その答えを聞いて考えがまとまったのか

リンがタミルに対し聞く

「この二人を隣の部屋においていく

 部屋に入るのは俺一人だ。これでどうだ?」


その話を聞きタミルは困っていた

二人をおいていくのは賛成だが 

この二人が敵の工作員かもしれない

そうなれば、この二人を監視しないのは得策ではない

監視をつけるべきなのだ


だがタミルがそんなことを考えているうちに

タミルの心を読んだかのようにリンが言った


 「勿論、監視をつけていい」


その言葉を聞いたタミルが俺達の方を向き言う

「こいつを監視につける。

 名前は李 王京だ

 扉の前で見ててもらうだけだから

 気にすることはない」


タミルのその言葉をきき俺達は頷く


それを見た王京が「ついてこい」という

俺達は王京に連れられ隣の部屋に向かった


リンは「5分ほどで戻る」と言い

会議室の中へと入っていった


リンを部屋の中で待つことになった

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