剣術少年とのじゃロリ女神様

ほらほら

プロローグ


天国の母上様へ


 前略。


 お母さん、お元気ですか?

 天国は常春と聞き及びます。ですがGWこそ終わりましたが、日本もまさに初夏真っ盛り。爽やかなそよ風が頬を撫でて行きます。


 さて、僕も高校に入学して一月が経ちました。

 最初こそ友達が出来ませんでしたが、今は愉快な仲間が沢山居り、とても充実した毎日を過ごしています。なんと、仲の良い女の子も居るんです!


 そんな感じで僕は楽しくやっています。

 お母さんも天国から僕のことを見守っていて下さい。


 貴方の息子より


 ****


「の~お主、今日は学食のかれーうどんとやらを食べさせてくれるんじゃろ? 楽しみじゃの~」


「全くカレーが好きだからって学校までついてこなくてもいいだろうに」


「うるさいのー、かまわんじゃろうが別に。ほれ、お主の舎弟らが待っておるぞ」


「…………うるさい、あいつらに見付けかったら面倒だろ」


「「「あっ、兄貴おはようございます!!」」」


「ほらー、見つかった……。

 ……お前ら、俺を兄貴って言うんじゃねぇつってるだろうが!!」


「兄貴は兄貴っス! あっ、姐さんも来ましたぜ」


「姐さんって…………おはよう明美さん」


「おはよう孝之君。 今日も皆と仲のが良いね!」


「それは違う」「さすが姐さん。分ってらっしゃる!!」


「……お前な!!」


「フフッ、孝之君じゃれてても良いけど先に言っちゃうよ?」


「あ、待ってよ明美さん!! お前らは付いてくんな!!」


「そんな~兄貴~!?」


「まったく元気じゃの~」


 これはそんな俺の日常を描いた物語。





 ??? 「タカ君…………………待ってるからね? …………貴方が全てを失うのを」

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