第19話・乗っ取られる
家に上げる事にしてロザリオに昔の知り会いとその知り合いが来たことを言い、いまは紅茶を出す。
「おや、配信じゃ茶葉は植えていただけだけどもう?」
「ここ最近な。そこの双子ちゃんはバンダナを離してこっちにしてくれ」
「「「わんわー」」」
クロを渡してそちらをモフる双子ちゃん達。視聴者達も美少女が現れて盛り上がっている。
「ん~前から思うけど、私は外人の血が流れているだけで純日本人なんだけどねえ。この顔と胸の大きさは男性受けは良いね」
「そう言うの言うの変わらないな。あまりからかうなよ」
「はいはい。とりあえず店は隣に設置するねえー」
ボーナス特典の工房付きホームを再設置している。店が移動していままでの常連さんはどうすればいいんだよ。
それを聞くと二店舗があって大丈夫と言う、もう商会みたいなことしてる。
「色々お土産あるから楽しみにしているといいさ♪」
「そうかい、それでホントなにしにきたのお前?」
そう聞くとマーリンは飛び切りの笑顔で、
「保護者君の元に行く、友人の妹達の保護者さ♪」
「「よろしくお願いします」」
島の住人を受け入れますかと出ている。NOはダメ? ダメか………
………
……
…
詳しい話を聞くととある友人に影響を受けて動物好きになり、姉のギルドよりもそちらに入った双子の妹達。その妹達が友人の俺に会いに行くと聞き、友人の代わりに保護者としてきたらしい。
「君もいきなり知らない人と会うのは気まずいだろう」
「念のために聞くが、この子達のリスポーン地設定はお前のホームでできるんだろうな?」
「安心してくれ、リスポーン地は潰れてて君のとこで設定する予定だ」
よくねえよ。
【レックス】「ハーレムか……(血涙」
【一服野郎】「パーソナルデータそのままらしいぞマーリンさん」
【疾風】「アイドル並みにスタイル良いなマーリンさん」
【ジャンヌ】「話が違うぞマーリン」
ん?
【カツ丼】「いま大手ギルドのギルマス来なかった?」
【ビビンバ】「気のせいじゃろ」
【ジャンヌ】「ゲームとはいえ男の家に泊めるのは聞いてない」
【テッキ】「(゚Д゚;)」
(゚Д゚;)
「面白い顔をするね時計兎君」
「お姉ちゃん、私達はコボルトやクロちゃんやオーブちゃんやフォレストウルフ達と寝たいのです」
「ですのでお兄さんが良ければ開拓を手伝わせてください」
「時計兎君も男の子だから、可愛い君たちのお願いには三回転半で賛同してくれるさ」
「それをしたら大手ギルドと全面対戦にならないだろうな? あとせめてクロとかテイムモンスターだけにしてくれ」
二階は五つ部屋があるはずだから、双子ちゃんは部屋一つに収まって欲しい。
問題ないさと言って勝手に二階に出向く。ロザリオと色々見て回る気だ。
「とりあえず俺に止めるだけの権利は無さそうです。コボルト達もハスハスされるでしょうね」
【ユウ】「裏山」
【ミント】「ということは我々も良ければハスハスOK?」
【ウサギン】「可愛いを好きにして良いと聞いて」
【カツ丼】「帰ってください」
ダメだもう手の者によって島は侵略された。成す術はない。
【ビビンバ】「実際問題、幻獣愛好家クラブに負い目があるからって、全部受け入れなくていいのよ?」
「そうだけど、俺に実害無いから」
大草原が生えた。気になるのはハスハスされる奴らが俺に向ける信頼度だけ、実害無ければいいな。
そうこうしてリスボーン地設定が終わりフレンド交換しておく。
「でだ。マジでそれだけで来たのか?」
「うん。後は私のように『幻獣愛好家クラブ』に協力関係になるか入るかしない? イベント時とか『幻獣愛好家クラブ』と『黄昏の乙女』が守ってくれるけど」
「………」
「おや、嫌な顔」
「黄昏は現在進行形で迷惑かけてるし、愛好家はな」
「一応、ギルマスから許可はあるよ?」
「代わりにフォレストウルフ全テイムとかだろ? それと俺が実益が好きなのは知ってるよな?」
「別に虫だろうと爬虫類だろうとなんでも問題ないよ愛好家。倒すのも問題ない」
「………本当だろうな?」
「友人代表として約束しよう。これでも三大美女として仲良しこよししているんだ私達」
テイムはしていいが愛好家が好きなものばかりじゃないと伝えたり、倒す時は倒す事も言っておく。
マーリンとジャンヌ、そして『幻獣愛好家クラブ』のギルマス、ユニと知り会いは初耳だがジャンヌの反応を見るに問題ないって言うか反応無いんだけど?
「「………」」
クロを抱っこして双子ちゃんが微笑みながらウインドウ操作してる。えっ、ブロックされると下手するとブラックリスト行きになる。しゃれにならないんだよ? 大丈夫?
【カツ丼】「大丈夫、問題ない(震え声」
【ビビンバ】「マジか妹達、こりゃリアル家族会議だろう」
【ミスタースミス】「悲報、ジャンヌリスト判定を食らう」
俺は何も見て居ない。
とりあえず話題を変える為に承諾しておこう。
【ユニ】「早速ですがフォレストウルフ達の住処に行ってスクショよろしくお願いします団員」
あっはい、分かりました。
こうしてこの島は動物王国になることが決定した。
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