第四百九十九夜『ワーム呼び-Alien species-』
2023/11/12「虫」「木の実」「激しい大学」ジャンルは「SF」
ある日、その山の頂上付近に
その近辺にはブナ等の樹は生えておらず、専門家が言う事にはこの地点はどんぐりが生育しない標高だと言い。これは何者かの手で撒かれたのに
「全く、とんでもない事です!」
山の所有者は
そんなこんなで、ドングリの
「全く、一体誰が何の目的でこんなことを……俺の休日を返して欲しいね」
そうボヤくの近所に住む大学生。一家総出でボランティアをする事となり、休日返上でドングリの撤去作業をしている。本来なら友人間で集まって夕方から酒でも飲みながらどんちゃん騒ぎをする
「こんな事する奴の気が知れないな、そもそも何の目的でドングリなんてまき散らしたよ?」
「知らね、山に住んでる妖怪を餌付けでもしたかったんじゃない?」
「何だよ、それ? つまりは、犯人は
そう学友と軽口を叩きながらだと、
程なくして目に見える
その日の夜の事だった。撤去されずに済んだドングリの一つに亀裂が入った。亀裂の入ったドングリの中からは、地球上のどこでも見た事が無い虫が這い出て来た。
その虫は空っぽになったドングリの外へとすっかり全身を
この虫達がすっかり山を食い荒らし、卵を産むまでにかかる時間は……
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