AIも小説書けるんだって
冬味 隣空
第1話 AIはどうやって小説書くのだろう?
まず初めにSEでも何でもないので専門的なことは知りません。小説に向き合ううちに知った知識や思ったことを書いていこうと思います。これを書きながら自身の知識や経験を身につけ整理して行くことが目的です。
AIのできることって?囲碁やチェスはルールがあって逆にルールにそぐわないことはゲームオーバー。AIが得意そう。そんなイメージがありました。
小説って白い紙に描く自由度の高いもの。そんなこれをAIできるのか?そんなことを漠然と思いながら、小説を投稿していました。
読み専の多いなろうで最新話投稿してもPV数が30の底辺小説を書いています。
そんな私がAIと小説について考えるきっかけになった話をさせてください。
ほとんどの方はそうなのかな?と思うのですが私も完全独学の初心者で楽しさだけで小説を書いています。書き始めて6か月、初めよりマシになった程度で成果も結果も出てないけどもう少し書いたら上手く書けそうな気がする!そんな精神論で書き続けていました。
そんなときに「もっと小説に向き合いたい」と思うきっかけの何かに出会いました。
細々と書いている小説に毎回、烈火のごとく誤字脱字報告をしてくる何かがいるのです。
1話3000字程に対し誤字脱字報告15か所程。
そうです。単純に私がバカということです。それは間違いありません。
誤字脱字の半分ほどは文書の決まりや漢字間違いですからね。小説を書いていながら3000字程度で毎回7か所も誤字脱字を犯すバカはなかなかいないことでしょう。
しかし残りの半分は、修正というか訂正というか添削に近いのです。必要ない文や言い回しを消したり付け加えたり。ちなみに会話部分は乱暴な言葉や方言ぽいところがあるのですが誤字脱字のみで書き直されることはありません。誤字脱字は容赦ないがストーリーに水と差さない優しさを兼ね備えています。
それの添削を受け「読みやす。分かりやす。こう書くんだ。私より10倍上手い!」そう思いました。これが毎回あるわけです。
そして私は思いました。天才かよ!でもこの作品ブクマ1だしPV数少ないないんです。PV数=まともに読んでくれた人数ではないわけです。PV数30の中にこんな駄文を読み、懇切丁寧に添削してくれる奇特な人いると思いますか?更には投稿間隔もバラバラで時には1週間間空いたりします。なのに毎回投稿後、赤ペン先生並みにしっかりしたレスポンスがくる。目を離した隙に15か所程、誤字脱字報告が届いているのです。ときには一文に4か所大規模添削いただいていることも・・・。初期に1~3話同時投稿した際は30~40件程誤字脱字報告頂いて3分間汗が止まらなくなるほど恥ずかしたった。多すぎる。まさか人じゃない?これがAI?
*なろうでは誤字脱字報告が届き作者がボタンを押すことで自動訂正されるます。
前置きがなが~く長くなりましたが、ここでようやく小説というものを学んでみようと思いました。
とりあえずはネットで「小説の書き方」から検索、読めば読むほど小説の書き方にルールやパターンがあることが分かりました。これAI得意なやつやん。こんなにノウハウがパターン化されているなら全く白紙じゃない。枠も道筋も出来ている。まさにAIの得意分野じゃない?って程たくさんのポイントがありました。実際AIの書いた小説は面白いし人気なのだとか。
それと同時に私の小説がポイントを全く抑えていなという事実も判明しました。あんなに、AIの狩場じゃねーよ。分かったら帰れ。的な気持ちだったのに作家AIの足元にも及ばないという事実をたたきつけられました。
当たり前なんですが、面白さには理由があるんです。物理法則並みに解明されたものではないけれど、因果関係が確かにあります。
そして思いました。今書いてる小説書くのやめようかな。私の小説が面白くないわけだよ。
でも勿体ないせっかくAIさんが赤ペン先生してくれてるのに!AI進研ゼミ解約していいの?誰も受け入れてくれない生徒に付き合ってくれるAI進研ゼミだよ?今辞めたら進学できなくない?辞めてる場合じゃなくなくなくない?ないよね。
とりあえずもう投稿してるけど、軌道修正しなきゃ。今更ながら「小説の書き方」を読む。
まずは・・・
1ターゲット層を絞る
→やってない!ターゲット?スナイパーじゃないんだからそんなもんいらんって思ってました。
とりあえずは女性向け。
私が好きなイケメンを主人公にして、主人公の恋模様を繰り広げてきたこの小説。あらすじからしてどう考えてもハーレムのもだ。勝手に女性向けラブロマンスのつもりだった。
2裏と表のストーリー
例えば 表[はびこる悪を滅ぼす]裏[裏切りと友情]の様な感じで、表のストーリーに沿って作るけれども、裏のストーリーにも沿って物語を完結することで話に奥行きが出るのだとか。
→これもやってない。一つのストーリーを一本道のごとく走らせていた。単純明快、無味乾燥なストーリーになってます。
3想像の余地を残す
→もちろんやってない。小説って心理描写書くものだと思っていたから懇切丁寧に裏表なく心理を描写し全部書いてたよ。
4主人公の成長(過ちやハプニングを乗り越える)
→全くやってない。私の主人公は私の憧れだから完成形態なのです。
AI赤ペン先生に見放されないためにも頑張って勉強しながら宿題提出します。
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