第522日目 もう、きんじょのいっぬじょうたい
フェンリル、ガルム、ケルベロス、オルトロス、いずれも神話上の狼だったり犬だったりします。
自分が学生だった頃、これらはゲームではごくごくわずかに、小説やTRPGなどでも露出少なめな、いわゆる常識から外れた力を持つ神獣というカテゴリーで扱われておりました。
ん? 流れ、変わった? となったのは女神が転生するゲームが、そこそこの認知をされ始め、ゲームと言えばJRPG! みたいな潮流が来始めた頃。もしくはライトノベルというジャンルが一大文化として花開いた頃でしょうか。
ネタという意味では、ありとあらゆる文化圏の神話ほど宝庫なモノは無く、あっちゅうまにかの神獣達は、まるでご近所の愛想の良いワンコに成り下がりました。
いや、今でも能力と言う意味では強者ポジなんですが、扱いは完全に愛玩ペットか駄犬という感じなのが、ね。
最初に触れた時(書物で出会った時)、白銀に輝く毛並み持つ、孤高の氷狼だったフェンリル君は、今じゃ食いしん坊なペットかおバカなハスキー犬のような存在に……いや、キャラが立っているという意味じゃ大成功なんですけどね。
時代の流れを感じます。
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