《コミカライズも決定》稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ

まとめ記事《雑記的なやつ》

○四公

ロブール家、ベリード家、ニルティ家、アッシェ家からなる建国当初から在る公爵家。

本来なら王家も四公も民草の為に生きる事をその存在意義とし、自分より弱き者の為に剣を持ち、盾となって命尽きるまで民草の前に立ち続ける事を王や四公家当主は聖獣に誓う。

聖獣に誓うのは遥か昔からの慣わしとされている。

この国がまだ名もなき小国だった頃、王家と四公の祖は１つの家族だった。

当時は小国とは名ばかりの、いくつかの村が纏まって形成した規模の大きな農村で、彼らの祖はその中の代表を務める首長一族。

ある時、他国の凄惨な侵略を受け、彼等は村人達を守り、１人、また１人と散っていき、何人もいた家族がほんの５人になった時、助けたのが聖獣達。

散っていった他の家族の最期の想いを気に入って５人に加護を与えた。

契約して力を与えたのは５人が正しく剣を握れると判断してからになる。

けれど始まりから千年以上経ち、王家や四公の在り方は少しずつ歪んでいく。

ベルジャンヌの時代には最大に歪む。

彼女の死によって聖獣達から見限られ、王家や四公はようやく危機感を持つようになったらしい。

ベルジャンヌ亡き後、次世代に当たるラビアンジェの祖父母世代への当主代替わりが一斉に起きた。

彼ら次世代当主達は王としては機能していない前王の御世を親身に支え、今の国王が即位してすぐ、ほぼ同時にラビアンジェの父母世代である次の世代へ当主を譲って表舞台から引退している。

※アッシェ家

前々王妃（ベルジャンヌの異母兄の母）以降は王家との繋がりはほとんどない。

アッシェ家へ与える加護は、特定の聖獣しか与えていない模様。

ラビアンジェいわく試練らしい。

○学園

平民なら早くて10才の学園入学の際に、貴族なら遅くても15才の学園の入学前の学力試験の際に必ず魔力測定を行う。

卒業後の生徒の身の振り方には重きを置いている。

平民向けの学園ほどその傾向は強い。

学園：富裕層以外の平民向け。

10才から入学可能。

基礎的な教養の他、実務経験を学べる。

ラビアンジェの前世の世界の職業訓練学校仕様。

王立学園：貴族と一定の税を納める平民が義務として通う。

王立。

15才から19才まで通う４年制。

最大８年通える。

遠方に住む学生は寮、近場は自宅通学。

○リュンヌォンブル商会

デザイナーの月影と専属契約する商会。

何年も前に裁判沙汰で有名になったが、更にシュシュに関わった事で拍車をかける。

Ｄクラスはそのシュシュの売り上げは教会へ、普通のシュシュの売上げは各塩害地域の孤児院に学園の名を出して寄付しているが、この商会長の助言があったのではと思われている。

他にも学園の補助金増額等を書類にして交わす等も関わった模様。

【裁判】

当時羽振りの良かった新興貴族の令嬢が、月影がデザインした庶民服をくだらない理由で買い占めようとした。

商会は庶民服を貴族には売らないとして抵抗したが、今度は平民を雇って買い占めようとした。

怒った商会がその貴族には二度と販売はしないと名前を公開して抗議。

業務妨害として証拠も揃えて告訴し、その後大衆からの支持を集めた結果、訴えられた貴族の取引先が減り、身の危険も感じ、示談として商会へ多額の示談金を支払って王都から消えた。

戦わずして勝った。

●月影

リュンヌォンブル商会と専属契約しているデザイナー。

実名も素性も性別すらもわからない。

ラビアンジェと知り合いらしく、彼女の仲介で学園祭のぼったくりシュシュのデザインを担当した。

学園の女子達は月影のデザインする庶民用の服を好んでいる。

従来のものとは違い個々の体型に合わせつつも、先進的なデザイン。

動きを邪魔せず、何かと機能的で男女共に愛好家も年々増えている。

庶民服はともかく、ドレスは昔からの馴染みの紹介がないと購入できない。

紹介されても月影が気に入らなければ断り、下手な者を紹介すれば紹介者共々断る。

月影のドレスを着る貴婦人達は年齢問わず人柄や教養が申し分ない人物ばかりで、そのドレスを着る事が貴婦人達の一種のステータスとすら言われている。

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後書き

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ご覧いただきありがとうございます。

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これにてまとめ記事は終了です。

多分、大体？まとめられたんじゃないかなと思います(^_^;)

本編は早ければ今週末、遅くても来週のどこかから新章を開始していく予定なので、もう少しお待ち下さい。