自〇サークル
連喜
少年との出会い
第1話 おじさん携帯アプリにはまる
俺は50代、独り暮らし。
会社員で週5で働いているけど、友達は0で彼女もいない。
俺の生活は空虚だ。
家にはペットはいないし、朝起きて一日中一人。
仕事は在宅でやっても、出勤してもいいけど、俺の部署には誰も来ていない。誰かいてもコロナ感染が心配だから、ちょっと離れた所に座ってて、話す時も気を遣う。
1人でい過ぎると人と喋りたくなる・・・。
でも、こんな50のおっさんとだらだら時間を過ごしてくれる人なんかいない。
それなら、誰かとアウトドアや釣りでもすれば、と思うかもしれないけど、そういうのは好きじゃないんだ。時間がもったいなく感じる。
俺はある携帯アプリをインストールした。
新しい世界を見てみたかったからだ。
若い子たちの中に入ってみたかった。
未知との遭遇みたいな感じでワクワクする。
そのアプリにはチャットルームがあって、小学生ばっかり集まってるのがある。
悪用する人がいると困るから、アプリ名はここには書かない。
俺はそこに毎日行くようになっていた。
小学生のふりをしたら不自然だから、中学生ということにした。
小学生から見た中学生もちょっと未知だと思う。
だからバレにくいだろう・・・。
特に小学生4年生くらいまでの女の子と出会いたい。
俺はすでに小学生のかわいい女の子といっぱい知り合える方法を知っている・・・何かはここには書かない。悪用されると困るから・・・。小学校低学年の子って本当にかわいい。
俺にずっと話しかけて来る。注目されたい、かまって欲しいというのが、人間の本能なんだと思う。大人になるとそう言う気持ちを抑制してしまうけど、誰しもがそういう要素を持っているんだ。
こんな風に描くと、動物だってかわいいと言うかもしれないど、動物ってのはすぐマウントを取ろうとするもんだ。犬は有名だけど、インコだって人を下に見ると頭に止まって来る。俺に対して発情したりもするし、本能とはいえ動物は穢れていると感じてしまう。
その点、小学生の女の子たちは純粋に見える。男はそうでもないけど・・・。
美人は見てるだけでいいという気持ちにはなれないけど、小さい子に対しては、本当にいるだけでいいと思ってしまう。言っとくけど、猥褻行為をしようなんてのはまるでない。やっぱり良心がある。もし、俺を好きだと言ってくれたとしても、あっちがプラトニックな関係以上を望んでいるはずがないからだ。
俺はちょっと前、暇さえあれば携帯アプリのチャットルームを覗いていた。
最初は発言せずに観察していたが、慣れて来たら適当に話を合わせて発言していた。みんなかわいい。絵文字や言葉遣いが、おじさん世代とは違う。
俺は小学生男子のテキストを見て、それを忠実に真似した。
俺の設定は都内に住む男子中学生で、公立に通ってる。部活はバスケにした。知らないスポーツだと嘘がばれるからだ。今の中学生がどんなスケジュールかわからないから、ネットで調べて適当に書いていた。
そしたら、みんなそれを本気にしてて、俺はそこで数人の小学生たちと仲良くなった。女の子も、男の子もいた。そのチャットルームは全国の子が集まっていた。北海道から沖縄まで・・・。別に驚くことじゃないけど、一瞬で色々な人と出会えるのは、実感としてすごいなと思う。
そのルームの中の仲のいい子たちだけで、また別のチャットルームを作った。
俺もそれに入れてもらっていた。
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