第3話 臥薪嘗胆
「次は知ってても中々書けない熟語です」
先生が次に紹介した熟語は、臥薪嘗胆。高校生くらいでは中々書きなれない漢字が羅列するものである。
「確か、がしんしょうたん、ですね、聞いたことはあるけど…分かる?」
貫太に聞かれた卓真君が答える
「目的を達成するために苦労に耐えることでしたっけ?」
「さすが卓真君、よく知っているね」
先生は彼を褒め称えた。
「臥薪と嘗胆に分けて考えるのがいいかな、
「なるほど、たきぎの上で寝る、苦い肝を舐めるってことですか…確かに嫌ですね」
「薪の上なんて固くてならないだろうし、苦いキモなんて舐めたら気分悪くなるだろうなぁ…」
「二人とも勉強は今は大変かもしれないけど今は耐え忍べばいつか実を結ぶ時がくるはずさ」
先生の良い言葉が果たして二人にはちゃんと届いたのだろうか。
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