お姉ちゃんが死なないのは、ぼくのおかげかもしれません。

ぼくは、あの時のお姉ちゃんをわすれたくなくて、それで日記に書いて、絵もかきました。

他のどのお姉ちゃんでもなく、あの「いっしゅんの」お姉ちゃんをかいたんです！

だからお姉ちゃんは、まだユーレイとして、ここにいるんだと思います。

ぼくは、お姉ちゃんの「命のおん人」なんです！

だけどなんで、お姉ちゃんをあんなにおぼえていたかったんだろう？

お姉ちゃんに聞いてみたら、「わたしのこと、好きになっちゃった？」なんて言いました。

そんなことないです。

「顔が赤くなった」とか言われたけど、

体があつくなったけど、

全部、夏だからです。

お姉ちゃんのせいかくは悪いままです。

ぼくのことからかってくるお姉ちゃんなんか、好きなんかじゃないもん。

でも、今日もいっしょにねてほしいなあ。

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