SF講座自主課題 第一回
@bigboss3
第一課題 双頭のワタリガラス 概要
化石燃料がほとんど掘り尽くされて、完全な再生燃料となり、尚且つ車やバイクは発明当初の高級品に戻った時代。
人々はなけなしの食料をバイオ燃料として搾取されたり、その食料を買い戻すために過酷な労務に励むなどして、餓死する物が後を絶たず、さらにバイカーギャングなどの乗り物を使った犯罪が横行する近未来と世紀末が一色譚になっていた
コービーの売店や医者の助手をする少年、連夜と少女めりんは、人工的に生み出されたという過去を消すためにバーコードの上からいれたカラスの入れ墨を首筋を背に、埃にまみれたCB1000SFとCB1100をかつて大量消費時代の象徴であるCB―F仕様にして高級車に乗る権力者やバイカーギャング崩れの野党達などと組んだり争ったりして赤字分の補填をしていた。
そんな日雇い労働のような日常にうんざりした二人は、特権階級がの大規模農場を経営しているらしく、襲う計画を立てた。
そして襲撃して大量の食料を入手できたかと思ったら、そこには収容所のようなところがあり、組んだ連中と中に入ると、痩せこけた人間がしたいとも見分けのつかない状態で見つかった。
それは遺伝子に難ありとされた人工授精された子供や障害者、老人や弱った人間に囚人と何かしらの理由で排除された人たちだった。そこでわかったのはこの農場の肥料や労働力は全て人間でまかなわれていたことだった。
さらに、それだけでは限界に来ているために権力者達は最終手段として周辺の都市部の人間を何かしらの理由をつけて大規模に誘拐し、肥料兼労働力として搾取する計画だと知った。
二人はすぐに阻止に回ったが、すでに襲撃が始まっていて、待ちはかなりの被害を受けていた。
二人は自らの過去に清算をする決意を知り、権力者に反発する勢力をまとめ上げて、爆薬入りトラックで総攻撃を仕掛ける。
そして自らの生まれた生態研究所で同じ遺伝子で作られた生体兵器軍を建物ごと殲滅する。そして、特権階級に成り代わった仲間達を殲滅して、大都市を破壊する。
その後、同じように行く当てのない子供達を育てながら、また人々とともに食糧問題と向き合って暮らすことになった。
アピール
現在叫ばれるエネルギー問題や食糧問題を極端化しそれを人間で補うという展開に、頭文字Dのような車やバイクのギミックとと義賊的な主人公とヒロインに世紀末要素などを組み込んだ、ピカレスクディストピアというジャンルを開拓した内容です。
ハードボイルドと車や銃などの内容にテンポの良い話の展開を得意としています。
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