アイドル生活相談スペース①~がおー!相談会をやってみたら、意外な相談もきちゃいました。こういうのって、恋愛相談ですか?~
第2話 こんな時期、だもの。悩みの伝え合いっていうのも、ありですよ。ヒナたちによるアイドル相談会は、ライブ配信から、はじまりました。
第2話 こんな時期、だもの。悩みの伝え合いっていうのも、ありですよ。ヒナたちによるアイドル相談会は、ライブ配信から、はじまりました。
皆の悩みは、どんな感じ?
「ライブ配信!」
ステージに立って踊ったりする、アイドル(候補生だけれど)が、悩み相談を受けちゃおうっていう。
新しいやり方で、良いじゃないか!出かけられずに、家にいる子たちも、楽しんでくれそうかな?
生でライブをおこなうのは、月1度。
その、たったの月1度だったけれど…。いくつもの、面白い出会いを呼びまして。
「アイドル相談会」
月1度の生ステージ、アイドル生活相談会という、ワクワクするようなしないようなイベント会場からは、たくさんの心が、見えてきた。
「心のスキマ、お埋めします」
そんな言葉、どこかで聞いたことがあったっけ。本当に、その言葉のような活動になってきたぞ。
「子どもが、客席にきているな」
「今は、休校期間なんだね」
「皆、朝からスマホばかりで、飽きちゃうよね?だったら、午後からは外に出て、ステージの上の私たちを、見にくるってことか」
「中学生っぽい子たちも、きてるね」
「私たちと、同じ」
「部活も、ないんだろうな…」
「苦しいだろうな」
「救いたい!」
「救いたい!」
ステージには、小学生くらいの子たちも、寄ってきた。家には、いたくなくなっちゃったらしい。
「良いんじゃない?」
「うん」
「この子たちなら、私たちをじろじろ見たり、盗撮みたいのしないだろうから、安心だ」
「それ、言うなって」
「言うな、言うな」
「ねえ、お姉ちゃん?」
「私ですか?」
「俺さ…。家に、いられなくなった」
「僕も。だから、ここに逃げてきちゃったんだ」
「私も」
苦しみの、伝えあい。
皆が、苦しんでたんだな。
「俺たちを、助けてよ!」
アイドル生活相談会は、多様な、出会いイベントだった!アイドルっぽくない相談もあったりして、キュンだな。
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