まず一言。面白い。
表紙の各話タイトルを見て、異世界ファンタジーかゲーム内転移ものだなと思ったのですが、開けてビックリ玉手箱。
がっつり現代ドラマ。しかも中々の社会派だったのです。
そこにうまくRPGゲームの雰囲気を漂わすことによって、良質エンタメ作品に仕上げられていました。
社会派と言っても文体は平易でライト。
サクサク読めてテンポ感もあります。
専門用語も気にならず説明臭くない。正直お見事です。
ネタバレしたくないので内容には踏み込みませんが、『勇者』らしい主人公の無双ぶりや脇を固めるキャラクター(特に上司)が良き。
上司に振り回されながらも次々と困難に打ち勝つ姿は爽快です。
現状は第一部まで。
今後は舞台が移るらしいので更なる展開が楽しめそうです。
こんな作品に出逢えるのがネット小説の醍醐味。
皆様、是非是非!!
(第50話時点での再レビューです)