食事

バブみ道日丿宮組

お題:彼女が愛したパラダイス 制限時間:15分

食事

 少女が愛したのは、彼が浮気をした女性の膣だった。

 切り取られたそれらは、よく炙られ、塩をまぶしてある。

 人によって形が異なるそれらは、味も当然違う。

 膣とはいえ、肉に変わりない。

 シェフが料理をすれば、なんでも食べ物になるのだ。

 膣を手づかみした少女は、口に運ぶ。

 そしてにこと笑い、水を飲む。

 笑いかけてる先にいるのは、膣を失った女性たち。

 特別な薬、特別施術をされ、生存を許されてるものだ。

 助けて、返して、やめて。

 いろいろな言霊が作られる。

 彼のヒロインは、少女。それ以外は、ただの肉。

 少女が手をあげると執事が近づき、少女の口に耳を運ぶ。

 一度頷くと、執事は女たちを品定めする。

 どれがいったいお嬢様の口にあうのか、あるいは許しを請えるのか。

 浮気をした彼は、テーブルの上で縛られてる。

 少女は時たまに彼の股間から溢れる愛液をドレッシングに膣を味付けする。

 浮気までする彼の性欲は、一般男性より遥かに高い。

 それは、少女が与えてる薬によるものだ。

 性欲が抑えきれなくなり、ナンパをし、ホテルに連れ込む。

 終わった後は、二人まとめてこうやってお屋敷に帰ってくる。

 彼には普通という精神は維持できない。

 犯すか、犯す。そしてくどく。そのループが発生する。

 外見がイケメンということもあって、女性はコロッと引っかかる。

 それが地獄への階段を降りることになろうとは知らずに、イケメンの手にひかれるがままに進む。

 少女はそれでも彼を愛してた。

 自分で満足しないことも理解してた。

 小学生、あるいは幼稚園児に見える容姿の自分をいつまでも愛し続けるというのは難しいだろう。

 欲望とは常に肉体美を求める。

 エロスは食事になる。

 彼が浮気をするからこそ、少女は新鮮の肉を口にすることができた。

 感謝。

 そう浮気相手に感謝をしてた。

 ありがとう。

 その言葉とともに、乳房がとある女性から切り取られた。

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食事 バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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