第10話
夜の世界が太陽へと侵食された朝。
「……」
何故かあまり眠りにつくことができなかった僕はちょっとだけ不機嫌に体を起こし、体を伸ばす。
「むにゅー」
「あ、おはよう」
夜の間。
何故か一切眠らずにソワソワし続け、朝早くにベットから出て朝ごはんの準備をしていた陽向が僕が起きた事に気づき、おはようの挨拶を告げる。
「うん。おはよう」
僕は陽向の言葉に対して、笑顔でそう返す。
「良し、と。今日は秋葉散策と行こうか」
「ウン!」
■■■■■
僕が欲しかったゲーミングPCを買って新しくなった家の方へと送り、せっかく秋葉に来たのだからメイド喫茶に行こうと言うことで、氷の妖精がいるメイド喫茶に行き、欲しかったアニメグッズを買い漁り、秋葉を満喫した頃。
「陽向が秋葉原に来たいって言っていたけど……何かしたいことってあったの?」
秋葉散策中。
陽向は僕の買ったグッズとおそろいのものを幾つか買っただけ。なんで陽向が
「え?あっ、えっと……秋葉原って場所に興味があったの、だから、かな。なんかすごいらしいじゃん?」
「あー。なるほど」
僕は陽向の言葉に頷く。
「じゃあ、陽向は特にやりたいことはない……?」
「うん!ない、かな」
「そうか……じゃあ、もう帰ろうか」
「うん!」
僕と陽向は秋葉を去り、家の方へと向かうため、秋葉原の駅へと向かった……。
ちなみに帰りも迷子になって、どこかで一泊してからお家へと帰った。
そのせいで陽向は月曜日に学校を休むことになっていた。
日本の鉄道、もっとわかりやすくなるべきだよ。うん。本当にそうだと思うよ。僕は。
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